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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

ボイマンス美術館蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展16世紀ネーデルランドの至宝ーボスを超えてー@東京都美術館

こんにちは。仙です。
今回は東京都美術館で開催中の「ボイマンス美術館蔵 ブリューゲル[ 『バベルの塔』展 16世紀ネーデルランドの至宝ーボスを超えてー」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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絶対混むと思ったんで夜間開館で行きました(`・ω・´)。

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結果、そんなにストレスを感じるような混雑ではなかったです。比較的ゆっくり見れましたヽ(・∀・)。でも、ブリューゲルの版画とか、小品がたくさんあったりするので、18時過ぎに行ったんじゃ時間が足りないかもσ(^_^;)。


だから多分夜間に行くならバベルの塔とか、ボスの作品とか自分がメインに考えてる作品からじっくり見て、残りの時間をほかの作品に配分すればいいんじゃないかなと思います(*゚▽゚)ノ。
多分バベルの塔のところはいつ行っても人だかりが途切れることはないと思うので潔く最初に並んでじっくり見た方がいい気がする・・・ギリだとよく見れないまま時間切れになっちゃうかも・・・。
自分は最初じっくり見る→時計を見たら閉館40分前→真ん中へん流し見→ボスとバベルはしっかり見るという構成でした。ちょっと後悔ヽ(;▽;)。

 

そして今回の私は勝ち組だった。なぜなら単眼鏡を持って行ったから。細密な描写の絵が多いので、単眼鏡あるなたなるべく持ってったほうがよいと思う。いや、バベルとかは拡大された複製の展示とかあるけどね。でもやっぱり本物見れる機会だからじっくり見た方が。

 

展示を見て思ったことは、ボスとかブリューゲルとかを含むこの時代のネーデルランド絵画って、瞳が小さくて唇が薄い感じの人物描写が多くってちょっとぞわっとする感じあるよね(・∀・)。
宗教画を見てても、描かれてる人物に
「・・・あなた本当に信仰心あります?」
って聞きたくなるような感じの。

 

そしてボスは改めてじっくり見ても何か面白い。キャプション見ると生前から人気画家だったんだね。工房持ってたり、フォロワーがたくさんいたり。

そして植物人間とかは奇想と一言で言うには造形が奇妙すぎる(´・_・`)。深い無意識の底からすくい上げてきたような。背後からその人の運命を囁くような。なんかタロットカードの図案を思い出す・・・と思ったらやっぱりあったよボスのタロットカード!(※ボッシュとはボスの英語読み)一つ買ってみようかな。

 

 

そしてブリューゲルもよかったよ。七つの大罪」「七つの徳目」あたりが好きかな。日本人にはわかりづらい信仰と葛藤を平易に伝えてくれてる気がします。

もちろん「バベルの塔」は文句なくよかった。見てよかった。何だあれは:(;゙゚'ω゚'):。あれこそまさに預言のような。そしてこれを見るときは単眼鏡あると大変鑑賞の助けになります。

 

ということで早めに一度行ってみることをオススメします。東京都美術館で7月2日まで。

 

テレビの企画?で大友さんの絵もあった。やっぱり上手いねぇ。

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んじゃまた。今週は時間あっていくつか展覧会に行けたんですが、写真禁止のところが多かったので短めの記事をいくつか上げたいと思いますヾ(๑╹◡╹)ノ"。