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並河靖之 七宝 明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性@東京都庭園美術館

こんにちは。仙です。
今回は、東京都庭園美術館で開催中の「並河靖之 七宝 明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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並河さんの七宝、明治の超絶技巧系の展覧会でよく見るけど、実は死後はじめての単独回顧展らしい(・ω・)ノ。

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それでかな。けっこう混雑してる。そんでやっぱりものすごく細工が精巧だから見るのに時間がかかるんだよね。

 

今回は美術館でモノキュラーを貸し出してました。身分証明見せれば借りられる。モノキュラーって忘れがちじゃん?自分もここぞってときにまんまと忘れる・・・今回も案の定忘れたのですごい助かりました(о´∀`о)。今回はとても繊細で精巧な作品ばかりなのでモノキュラーあったほうが全然楽しめます。

 

作品をひとつひとつ見ていくと、細かすぎる細工の連続で震える( ̄▽ ̄;)。どれも美しいですが、個人的には緑とか白の明るめの背景色に装飾を七宝で焼き付けたのが鮮やかで好きです。

 

そして新館のほうでは有線七宝の作成方法が上映されてます。それ見てよけい震える。作業が細かすぎる。
あまりにも細かくて、こんな仕事してたら視力が悪くなりそうと思ったけど、並河さんは写真では眼鏡をかけてなかったような・・・。
こんな細かいことやって大丈夫だなんて、人間の視力のポテンシャルってすごいんだな( ̄▽ ̄)。改めて、私も含めてスマホブルーライトとかみてせっかくの能力を浪費してる現代人ってもったいないことしてるよなと思うわ(´・ω・`)。

 

そして並河さんはなかなかの商売人だったらしくて、京都の自宅で自分の作品を売っていたそうです(お土産屋さん的な感じ?)
外国人向けに小さくて手頃な作品を置いとくと飛ぶように売れて、そこでかなりの数の並河作品が国外流出したらしいです。
現物の香水瓶とかゴブレットとかが展示されてたけど、もちろん超絶技巧だし、大きさもお手頃だし、値段はわからないけど、お土産として買っていきたい気持ちをかきたてられる品々ばかりでした(*´ω`*)。旅行者なら有り金全部はたいてでも爆買いしたくなる感じの。

 

あと、最後のほうに並河さんが内外でもらったいろんな賞の賞状を貼りまぜて屏風にしてるものも展示されてた。なかなかシャレのきいた人だったんだね\( ˆoˆ )/。

 

展示品には少数ですが他の作家さんが作った七宝もあります。並河さんの作品に負けず非常に美しい、技巧を超越したようなものばかりです。見る価値あります。この建物とも調和して美しいです(⌒▽⌒)

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時間に都合がつけば是非足を運んでみてはいかがでしょうか。4月9日まで。

 

庭園もけっこう春に向けていい感じになってきてます。

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いつの間にかずっと閉鎖されてた日本庭園も見られるようになってたよヽ(´▽`)/。

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んじゃまた。次は週末に。