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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

マティスとルオー展ー手紙が明かす二人の秘密ー@パナソニック汐留ミュージアム

こんにちは。仙です。
今回はパナソニック汐留ミュージアムで開催中のマティスとルオー展ー手紙が明かす二人の秘密ー」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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ここのJRの最寄り駅は新橋。新橋行くといつもこのビルに寄る。わかるひとはわかると思う・・・。

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チケット屋さんたくさんある。美術展のチケットを買う・・・セコくてごめん( ;∀;)・・・でも100円差でも積もればけっこうでかいのよ・・・。

 

今回の展示は正直、このミュージアムにしてはとても混んでた。人がたくさん来てました。調べてみたらこのタームでテレビで集中的にプロモーションしてるんだね。ぶら美とか。人がたくさん来るのはよいことです。よかったね(*´ω`*)。

 

そんでこの展示、おもしろかったです。ルオーって昭和の実業家に人気だよね。ここと出光美術館にはルオー部屋があるからすごいなって思ってた( ̄▽ ̄)。
いつも見るルオーって、晩年に近い宗教的な題材の作品が多くて、厚みのある彩色と黒い輪郭線が鋭い印象でした。正直普通の日本人がいきなり見せられると対応に困る類の絵が多いのかな、と。
マティスは色彩明るくてポップなのが多いから抽象でも見やすいですよね。

 

今回はマティスルオー若いときの作品から順を追って見ることができるので見やすくてわかりやすいです(・ω・)。ダメだと思ってた作品も好きになれる。
特にルオー。若い頃レンブラントの再来と言われただけあって、繊細で適度に写実的で光の具合とかすばらしい。学校の授業の課題で描いたらしいゲッセマネとか、裸婦の発光するような白い裸体とか。レンブラント感あるわぁ╰(*´︶`*)╯♡。


あと、後年の作品でも、聖骸布とかのタピスリーがいくつかあってそれがよかった。ルオーの絵ってタピスリーにすると合うなって思った。平面的になって染色された糸で彩色されるからかな?マイルドになって透明感が出てくる気が。

 

マティスのほうも、「ジャズ」とかはいろんな展覧会で見た記憶が。あれは切り紙絵が原画なんだね。
彼もやっぱり若い頃はとても端正な絵を描いてます。簡略化を重ねて後年の作品になるのね。明るいレンズで撮った写真のようなキラキラ加減がステキです(≧∀≦)。
あと手紙見ると字もいい感じです。グラフィカルなの。

 

2人ともポートレートあったけど、顔見るとやっぱりルオーの方が内向的でストイックな感じで、マティスのほうがちょっとリア充よりな表情かも(・∀・)。マティスは子供もかわいい(家族写真があった)。
性格的にはちょっと真逆っぽい感じがするけど、展示してある手紙の内容を見るととても仲がよさそうです。若いときからの長年の友達はいいよね(。・ω・。)。

 

マティスは他にも手がけた礼拝堂の映像とか流れてます。神秘的な白が印象に残ります。ルオーの方が作品数はたくさんあるかな。

何で昭和の実業家ってルオーが好きなのかな?と考えながら見たけど、ストイックで啓示的な作品の雰囲気かな。

社会的・経済的に高い地位を得た人たちが、次はこうなりたい(。・ω・。)とか次はこう見られたいヽ(´▽`)/とか、そういう気持ちを映し出せるのがルオーの油彩なのかなと思いました(・ω・)ノ。

というわけでかなりおすすめ。3月26日までです。

 

これは新橋鉄道歴史資料室。

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ミュージアムの入ってるビルは休日もパナホームの商談会とかやってる。

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本業邪魔したらいかん(´・ω・)。ということで色数落とした写真を。人物うっかり入ってても顔見えづらいと思う(確認してるけどね)。

これは梅かな?

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じゃ、また。次は水曜日。