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美術鑑賞ブログです。たまに旅行記とかお散歩の記録とかも書きます。思ったままを正直に。

怖い浮世絵@太田記念美術館

こんにちは。仙です。
やっぱり暑い日が続きますなぁ( ̄▽ ̄)。
皆さん夏休みでしょうか?私はまだですが、みんなが休みだとちょっとルーティンに余裕ができるかも(・ω・)ノ。

 

ということで、今回は太田記念美術館にて開催中の「怖い浮世絵」にやってきました。ちなみに自分はホラーもスプラッタもどんとこいなタイプです(⌒▽⌒)。

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この展示の感想を一言で言うと、月岡芳年無双(≧∇≦)。
この作家さんの作品は、フツーの浮世絵に混じってると違和感感じることが多いんだけど、こういうホラー寄り展示だととても映えるよな( ̄▽ ̄)。
源氏物語の夕顔を描いた作品の淡い感じの色合いも好きだし、血みどろ絵もとてもいい感じ。

そんで、彼の血みどろ作品の中でひとつ

「私にもわかる。これは多分すごくいいBL( ̄▽ ̄)・・」っていうのもあったよ。不謹慎だったらごめんなさいだけど。怪我をした少年をもうひとりが介抱してるやつ。芳年の作品って、何とも言えず耽美だよな( ´ ▽ ` )ノ。ホラーと耽美は相性がよい。
それでもうひとつ思ったんだけど、この人の死体の絵はたぶん本物を見て小塚原の刑場とかで)スケッチしてる割合が多いんじゃないかな。磔刑の絵とか見て思った。死の匂いが絵から漂ってくるような(´・_・`)。
あとは西郷隆盛の幽霊図も描いてたけど、これは芳年の絵の中で、見たことあるやつのなかでは一番明るい絵だったな。彼が建白書(大久保利通あてらしい)を持って破顔一笑してる絵です。恨みを微塵も感じないとてもよい絵でした( ´ ▽ ` )ノ。

 

あとは、小林正親が自身も自宅を焼失した明治期の大火事を描いてたし、磐梯山大噴火の絵とかも迫力あって怖かったよ。火事や自然災害はこわいよな。

 

もちろん、有名どころの怪談話(四谷怪談とか)もたくさんある。
でも、怪談絵ってキャプション読んだり、題材のお芝居みたことあったりすると、主人公(じゃない場合もあるけど)はあんなひどい目にあわせられたら恨んで復讐するのは当たり前じゃん(´・_・`)!と思うな。何か怖いっていうより気の毒な気持ちが勝つっていうか・・・。

 

展示のなかでひとつ、海坊主を描いた絵があったんだけど、キャプションによると、ある漁師が掟を破って大晦日に漁に出た男に「俺のことが怖くないのか?」と言ってる図で、それに対して男は「渡世より他に怖いものなし」と言ってるそうです。自分はこの男に全面的に同意です( ̄▽ ̄)。生きてる人間とか世の中の方がぜんぜん怖いよ。

 

というわけで、面白かったです。怖く感じるひともいると思うので、いちおうホラー耐性の高い方におすすめです(・ω・)ノ。原宿の太田記念美術館で8月28日まで。

 

ここの建物はよく見るとつくりが洒落ている。扉に紋が入ってたり。

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んじゃ、またね。次は土曜あたりかな。