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世界の刺繍@文化学園服飾博物館

こんにちは。仙です。
今回は、文化学園服飾博物館にて開催中の「世界の刺繍」を見に行ってきました( ´ ▽ ` )ノ。

 

いつも思うけど、いいとこにあるよな。新宿駅徒歩5分。

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前の道。よくよく見るとオシャレ。

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そしてここの展示見てるといつも思う。文化学園のコレクションすごいな(≧∇≦)、って。たぶん外国の有名な服飾系の美術館にもひけをとらないと思う\(^o^)/。展示スペースはそれほど広くないけど、見やすいからいいのよ。

 

そんで、今回も楽しい展示です。

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展示室は1Fと2Fに分かれてて、1Fが日本の刺繍、2Fが世界の刺繍になってます。
自分は基本的にはmade in Japanは最高と思ってるんですが、刺繍に関しては世界の物のほうが好きかな。あのやりすぎる感じが好きなので(・ω・)ノ。

 

改めて見ると、日本の刺繍はきちんとしてます(・Д・)ノ。感じるのはパッションより職人魂。みんなとても美しいです。久邇宮家旧蔵の衣装とかもあったよ。
こぎん刺しの工程を撮影したVTRも流してたので見ました。すごいよd( ̄  ̄)。馬鹿じゃできない。我慢強くないとできない。布地の奇数の織り目を数えて針ですくって幾何学模様を作っていくんだよ。こぎん刺しって買うと高いけど、当たり前だなと思った( ̄▽ ̄)。すばらしいです。


世界の刺繍は情熱のままに盛っていく感じのものも多くあって、とても面白かったですd( ̄  ̄)。
刺繍っていうと、母から娘へ柄を受け継いでいく、みたいな感じがあるけど、刺繍は男の仕事っていう地域も多いよな。皮に刺繍とかは女の力だとちょっと無理だし。

 

  • 東欧(チェコとかルーマニアとか)のビーズ刺繍。すげーかわいい(≧∇≦)。絵本から抜け出してきたみたい。
  • インドとかパキスタンの刺繍。ミラーワークがすごいよ。宗教的な儀式用の布とか、すごいパッションを感じる。本気でやらないと魔除け、効かなくなりそうだしなσ(^_^;)。本物を自分の手で触れるコーナーもあった。丁寧な針目だった。いい仕事してた。
  • あとは中東。ゾロアスターの儀式用の布とか興味深い。パレスチナ近辺がクオリティ高い。

そんで、一番手が掛かって見えたのはダルマティカ。(カソリックの法服。展示してあったのはイエズス会のもの)
いやー、すごい手が掛かってる。極彩色。金糸銀糸も使ってる。

ヨーロッパは他にオートクチュールの服とかもあったけど、西欧の刺繍は手間の割にゴージャスに見えるハッタリ効いた感じのものが多いかなと思ったけど、これはガチで手間がかかってる(・Д・)ノ。ミシン刺繍かな?手刺繍だったらすごいわ。
宗教ってすごいわー( ̄◇ ̄;)。

 

ということで、よかったです。興味のある方、おすすめです。9月8日まで。夏休みにでも。

じゃ、また。次はたぶん木曜日更新です。