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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

エピソード 服が語るひと・とき・こと@文化学園服飾博物館

こんにちは。仙です。

寒くなりましたな( ̄▽ ̄)。あれこれ忙しく、最近あんまり美術館通いができてません(´・_・`)。そろそろいろいろとはじまってるんだけどな(´・_・`)。

これから行きたい展覧会。

1.プラド美術館

2.黄金伝説展

3.黄金のファラオと大ピラミッド展

でもなー、全部2時間半くらいはみないとちゃんと見れなそうなんだよな。ちょっと難しいぞ(´・_・`)。

 

というわけで、隙間時間を作って行ってきました(≧∇≦)。

文化学園服飾博物館で開催中の「エピソード 服が語るひと・とき・こと」

こういう小さめのミュージアムだと1時間で何とか堪能できるからいいよな(≧∇≦)。それでけっこうおもしろいし。

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この展覧会では、館蔵品の中から着用者、所有者、使用の機会などの由来のわかっているものを選び、江戸時代後期の武士から、幕末、明治~昭和時代にかけての皇族、政治家、実業家、文化人など、衣服をとおして着用者の人となりや服が着られた時代の社会的背景を紐解きます(公式より)。ということで、いろんなひとの着た衣服が展示されてます。

 

それで、いちばん印象的だったこと。

皇族の衣装がとても多いです。

そのほかにもたくさん。ここって、何か皇室とのパイプでもあるのだろうか?

そんで、映像とかで見たことある衣装もあります。明治天皇ご夫妻の衣装は教科書で見たような・・・。貞明皇后のローブ・モンタントも写真で見たことあります。

黒でアンダーがレースのハイネックの。すてきでした。

昭和天皇の中折れ帽も映像でよく見ます。手に持って振ってらっしゃるところを。

そのせいかな。形が平べったく変形してました。ほんとに愛用されてたんだな。

 

やっぱりこんなミュージアムの館蔵になるくらいの品々なので、だいたいオーダーメイドのものです。だから、所有者の痕跡がけっこうありますよね(⌒▽⌒)

渋沢栄一の礼服を着せてあるトルソーはおなかがでてました。やっぱりそうしないとうまく着せられないんだな・・・

そして全体的に昔の人は小さいです。越路吹雪さんのステージ衣装とかもあって、宝塚の男役のはずなのでさぞ、と思って見ると、現代だとごく標準の女性かな、という背格好だったので意外でした。皇女和宮の着物とかはとても小さい・・・とても美しくてかわいいですが。

でも、みなさん業績はすごいので、見ようによっては燃費の良い素晴らしい体型なのかもしれませんな(⌒▽⌒)。渋沢なんて80歳過ぎても日米関係改善のためアメリカに折衝しに行ってるし。

 

そうそう、今の朝ドラの主人公の実家三井小石川家伝来の衣装とかもあったよ。

青ベースでしゅっとしてきれいだった。イメージにあってる。三井は芸術方面にも注力してて、円山派(応挙とか)の庇護者でもあったそうです。能面とか衣装のコレクションはすごいよな・・・。

 

ということで、お時間あればぜひ。他にもいろいろあるよ。朝香宮さまの衣装は、ほとんどロンドンやパリのテーラーで仕立ててあっていちいちかっこいい。王子様的な。ジャケットとニッカボッカとか。漫画に出てきそう。軍服もしゅっとしてる。ダーツの取り方がちょっと違うみたいだよ(⌒▽⌒)。

11月25日までです。じゃ、またね。