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華やかな刺繍布 スザニー中央アジアの服装@岩立フォークテキスタイルミュージアム

こんにちは。仙です。

夏休みも終わりましたね(´・_・`)。自分はちまちま取ってて、こないだすべて使い切りました( ̄▽ ̄)。いろいろ行ったのでそのうち記事にします(⌒▽⌒)。

 

さて、今回は岩立フォークテキスタイルミュージアムで開催している「華やかな刺繍布 スザニー中央アジアの服装」に行ってきました。

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スザニというのは、18世紀に中央アジアのオアシス都市ブハラではじまった刺繍布で主に婚礼時に壁やベッドを飾った白木綿地に華やかな大輪の花が一面に刺繍された布だそうです。太めの絹糸でみっしりと地紋を塗りつぶすように刺した厚みのある大胆な表現が一度見たら忘れられない魅力的な刺繍布です。(フライヤーの受け売り)

 

これは、ミュージアムの外の壁にかけてあった布です。ま、イメージとしてはもっとこれを濃くした感じの刺繍かな。

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これ、すごいよかったです(≧∇≦)

絵として見たときにすごいパンチがあるんです(≧∇≦)。色彩も大胆でいいのよ(≧∇≦)

展示品のスザニが作られたのは、ウズベキスタントルクメニスタンアフガニスターンの主に3国。中央アジアのファイブスタンですね。

国名だけだと遥か彼方の国みたいに思えるけど、織物を見てると意外なほど日本ぽいです(≧∇≦)

着物に仕立ててあれば「日本の布地で作ったんだ(≧∇≦)」と言われても信じちゃいます( ̄▽ ̄)。こっちのほうにルーツあるのかな。藍とウコンで染めたという緑色の布も印象的です。

こっちのほうでは藍染って、未亡人だけが着るものらしいです。確かに藍一色だけだとちょっとストイックだよね( ̄▽ ̄)。

 

刺繍のほうはが印象的です。草花も多いけど、天体とか宇宙とかをモチーフにしたものも多い。砂漠を遊牧とかしてて、満天の星とかを見てると「宇宙とは何か(´・ω・)?(・ω・`)」みたいなことを考えるらしいです。「太陽が赤で刺繍してあるのは生命力の象徴だからなのよ」と偶然居合わせた岩立さんが仰ってました。なるほど。

 

ということで、服とか布とかお好きなら大変おすすめです。ギャラリートークとかトランクショーとかもあるらしいのでぜひ行ってみてください(⌒▽⌒)。11月14日までの木・金・土曜日に開館してます。

単なる刺繍としても素晴らしいと思うよ。ウズベキスタンの靴とか、メリヤス編みで編みたてた上に細かいバックステッチで細かく刺繍してます。超かわいい。自分じゃ絶対作れん( ̄▽ ̄)

 

これもエントランスの外にあった布。

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新聞記事とか今までの展示フライヤー。

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このビルの3階。

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ちなみに1個だけ疑問が。生命の樹モチーフの刺繍がいくつかあったんだけど、生命の樹っていえば、カバラじゃないのかな?カバラーと言えばユダヤ。ここらへんの人はイスラームだと思うんだけど、何でだろ?

岩立さんに聞きたかったけど、ちょっと勇気なくて話しかけられなかった…(ノ_・。)

 

じゃ、またね。