うらめしや~、冥途のみやげ展 全生庵・三遊亭圓朝 幽霊画コレクションを中心に@東京藝術大学美術館 地下2階展示室
こんにちは。仙です。
今回は、東京藝術大学美術館 地下2階展示室で開催中の「うらめしや~、冥途のみやげ展 全生庵・三遊亭圓朝 幽霊画コレクションを中心に」に行ってきました。
妖怪ウォッチがきっかけでオカルトブームが来てるとテレビで行ってましたが、本当でしょうか( ̄ー ̄?)
私が行ってる展覧会のラインナップを見て、比較的オカルト方面食いついてんな( ̄▽ ̄)と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そのとおりです。これも前売り券買って楽しみにしてました。
そんで、ひととおり展示を見た感想。あんまり怖くないよね( ̄▽ ̄)。
下手にオカルト好きだと、心に大槻教授(このごろ見ないよね。反オカルトでテレビに出てた大学教授です)が住みついて、疑り深くなっちゃうんだよね(´・_・`)。私にはほとんどの幽霊画は普通の女性を描いた人物画に見えます。(まぁ、モデルは生身の女の人だろうし)
「これが幽霊に見えるんですか?疲れてるんですね・・・カウンセリングをおすすめします(´・_・`)」とか言いたくなります。
これが本当に恐ろしく見えるとしたら、圓朝師匠が持ってらしたからではないかと。三遊亭圓朝という人は怪談話の名手だったと聞きます。彼の話を聞くことで、これが恨みに満ちた幽霊に見えたのかも(´・_・`)
いや、だからどうとかではないんですよ?あくまでも美術展なので。特に近代日本画のほうには美しい絵もたくさんあったので、渋めの日本画の展覧会としてはとてもよいと思います。
※上村松園の焔は9月からの展示です。
でも、恐怖を感じるものもあるにはあります。
なんかです。やっぱり四谷怪談や番町皿屋敷等、元ネタがとびきりの怪談だと怖いですよね( ̄◇ ̄;)。ストーリーが怖いし。
あとは、宿場女郎とか、瞽女さんとか、「あんまりいい目にあってないだろうな(´・_・`)」っていう社会的なポジションの人は、やっぱり真に迫った恨みや怖さを感じます。
きっと画家の人もそういう方々の悲しい場面をいろいろ見てたのかな、みたいな。
そういう後ろめたさの裏返しが恐怖なんじゃないでしょうか(´・_・`)。いちばんこわいのは、人間の心ですよ(´・_・`)。自分の心を裏切ったらいかんです(´・_・`)。
ということで、お子様も学生さんもたくさん来てて盛況ですが、考えようによっちゃ教育にもいいんじゃないでしょうか。
オカルトに興味なくても、前述のようにたくさん美しい絵もありますので、おすすめです。松岡映丘の「伊香保の沼」とか、人外だろう女性の持つ儚い美しさが匂い立つようで大変きれいです。
日本のオカルトとかホラーって、耽美と相性いいよね。なんでだろ。
ということで、まだまだ暑いですが、ご興味あればぜひどうぞ。9月13日までです。
東京藝大。今度学食入ってみたい。いつも向かいの上島珈琲に入っちゃう。
じゃ、またね。