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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

伝説の洋画家たち-二科100年展-その2@東京都美術館

こんにちは。仙です。

続き、「伝説の洋画家たち」です。※会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

 

佐伯祐三「新聞屋」1927年 個人蔵 第15回 

佐伯さんの絵は洒落てるね。パリの風景がよく似合います。.

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坂本繁二郎「帽子を持てる女」1923年 石橋財団石橋美術館

外国の湿気を含まないカラッとした空気をその色遣いに感じます。

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意外と外国人も出品してます(≧∇≦)。

しかもけっこうビッグな人が。

オシップ・ザツキン「男の首」1927年 新潟市美術館 参考出品

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アンリ・マティス「青い胴着の女」1935年 ブリヂストン美術館蔵 第23回

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二科会といえば、東郷青児。ということで

東郷青児「超現実派の散歩」1929年 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館蔵 第16回 

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東郷青児「パラソルさせる女」1916年 一般財団法人陽山美術館蔵 第3回二科賞

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東郷さんは二科会にとても尽力された方だそうです。

昔の二科展。超混んでたそうです。この混雑。鳥獣戯画かよ。

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行列で並ぶ人には東郷先生が日傘を配ってくれたそうです。当時は斬新なサービスだったらしいよ(≧∇≦)。

それで昔、アルジェリアでも二科展やったみたいですね( ̄▽ ̄)。なんで?

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こういうスタンドプレーが目立ったせいか、陰で「あいつは山師だ( ̄▽ ̄)」と言われることも多かったらしいですが、こうやって自分のことだけでなく画壇全体に力を振り向けてくれる人ってすごいよね(´・_・`)。えらいなぁ。

 

ポスターとかパンフとかも充実してます。

アヴァン・ガルド洋画研究所会員募集ポスター 1933年 東京国立近代美術館

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 第四回二科美術展覧会目録 1917 東京都現代美術館美術図書室

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 戦争中はこんなのも。

笠置季男「若人よ空へ征け」1943年 兵庫県立美術館 第30回

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トータルで見て、この2枚が一番好きかな。

二人の静かな友情と信頼関係が見てとれます。

熊谷守一「有島生馬肖像」1931年 個人蔵 第18回

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有島生馬「熊谷守一肖像」1930年 田辺市立美術館 第17回

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けっこう楽しかったです。機会があればぜひ。9月6日まで。

フライヤーが入った袋に割引券がたくさん入ってたので、近所の美術系学校のカフェにある「ご自由にどうぞ」コーナーに入れてこようかと思います。

 

じゃ、またね。