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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

異端の作曲家 エリック・サティとその時代展@Bunkamura ザ・ミュージアム

こんにちは。仙です。

渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「異端の作曲家 エリック・サティとその時代展」に行ってきました。

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題名の通り、作曲家エリック・サティを刺激を与え合った芸術家たりの作品をとおして浮かび上がらせる、というコンセプトの展覧会です。

 

で、なかなか興味深い展示でした(⌒▽⌒)。

伴奏の仕事をしていたキャバレーを描いたロートレックのポスターとか、ピカソが美術と衣装を担当して、コクトーが脚本を書いたバレエ・リュスの講演「パラード」の再現公演映像とか、サティがお好きな方ならたまらないんじゃないかな。

 

私は「秘教的なサティ」の章で流れてた「薔薇十字会のファンファーレ」が好きです。

でも、薔薇十字会って現代でもあるんだね。検索したら日本支部が出てきたよ・・・。

あとは、アンドレ・ドランが描いたバレエの衣装のデザイン画もよかったです(⌒▽⌒)。

 

でも、個人的にはトータルではあんまりピンと来なかった・・・ごめん・・・(´・_・`)。

なぜかといえば、多分あんまりサティと周りの芸術家との間に生なつながりを感じないから。(個人の感想です)

やりとりしてる手紙とかいろいろ出てるんだけど・・・みんな作品には敬意を払って才能を賞賛してるけど、個人的な愛や友情を感じないんだよな・・・。何となくだけど。

展示を見終わって印象に残るのはサティの孤独と寂寥感です。

そのかわり肖像とかポートレートはどれもよいと思います(⌒▽⌒)。

人格円満な感じのお顔のものが多いですが、眼が何だろう・・・孤独な感じで印象的です(´・_・`)。

 

そんな中でもユトリロの母・シュザンヌさんはさすが恋多き女・さまざまなアーティストのミューズとしての面目躍如。生涯唯一の恋人としてサティの人生に華を添えてます。すげーよ。グッジョブ(≧∇≦)

 

というわけど、サティがお好きな方にオススメです。8月30日まで。

 

サティの

・山高帽

・杖

・付け襟

というアイコンも出品されてます。山高帽はミュージアムショップで購入可能

自分も見本をかぶってみたら似合わねーのなんの( ̄▽ ̄)。人を選ぶね。

自信のある方は是非。

 

展覧会のあとは向かいのドゥ・マゴでお茶でも。

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お客さんいっぱいだったので植木だけ撮ってみました(´・_・`)。

 

じゃ、またね。