ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画「マネジメントの父」が愛した日本の美@千葉市美術館
こんにちは。仙です。
千葉市美術館で開催中のドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画「マネジメントの父」が愛した日本の美にいってきました。
ここは区役所の中にあります。
そして・・・遠いよ(´・_・`)。千葉自体遠いし、駅から(歩くと)遠い。徒歩15分くらい。千葉は、思ったよりこぢんまりしててきれいな街でした(・ω・)ノ。昔っぽいデパートとか個人商店があってのんびりしてる。駅の裏側に繁華街があるのかもしれないけど。お茶飲むところはないなぁ。スタバ1軒しか見なかった。ので、三越の地下に降りてコーヒー飲んだよ。三越は子どものときに行ったデパートのイメージでした。
いろんなところで特集とか組まれてるので、何となく行きたくなって、会期ギリですが行ってきました( ̄▽ ̄)。けっこう混んでた。年齢層は思いっきり高め。みなさん大変熱心に見てらっしゃいます(⌒▽⌒)。
内容は、すんごいボリュームのコレクションです。題名どおり室町の水墨画とかがメインです。正直、???っていう感じのものも多いのですが、素人目にもすばらしいものも多いです(・ω・)ノ。
アメリカ人受けしそうな斬新な構図とか華やかな色使いの浮世絵ではなくて、仏画とか白隠、仙涯みたいな禅画も多く、他のものもモノトーンの無欲恬淡としたオーラを発してる作品が多いので、そこはかとなくスピリチュアルな感じがします( ̄▽ ̄)。
ドラッカーの本って、ものすごくたくさんあって、ちょっと読んだこともありますが、正直正論しか書いてないから、反動でこっち方面の趣味に走るんだろうな(・ω・)と思います。世の中って理詰めだけじゃないもんね。
経営とスピリチュアル・・・パンローリング(株とかお金とか経営とかについての本をガンガン出してる出版社)が一方で「引き寄せの法則」とかのスピリチャル本も出してるのを連想させます( ̄▽ ̄)。読者層がかぶってるんだろうな。ドラッカーさんの水墨画の収集というのはすばらしい昇華の仕方だと思いますが。
個別で見ると、やっぱりネームバリューある作家さんの絵はすばらしさが素人目にもわかります。(⌒▽⌒)
尾形光琳とか、海北友松とか。
一番いいな、と思ったのは渡辺華山です。狩野探幽の「波に兎」はかわいい構図と意匠ですてきなコレクションです。谷文晁の描く光と影の加減もいいよね☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆。筆者不詳のものでも、隠元禅師とかを描いた三幅一対の掛け軸とかはすてきだなぁと思います。
ということで、千葉ではもう会期終了ですが、なかなか面白い展示だと思いますので、巡回先でご覧になる機会があれば是非どうぞ。
どっかで見たけど、これでコレクション自体散逸するかもしれないらしいので(わかんないけど)。お子さんたちが相続するに当たって、「売ってもいいからね」と言い残したらしいです。まあ、ドラッカーさんほどのひとならば散逸させたくないならとっくに手を打ってただろうから、これが正直な気持ちだろうな。
自分と人生を過ごして慰めをもらい、次の持ち主へ受け継いでもらう・・・よいコレクションとの過ごし方ではありませんか。
ここ、次いつ来るかな・・・。
じゃ、またね。