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実践女子学園創立120周年記念特別展 華麗なる江戸の女性画家たち@実践女子学園香雪資料館

こんにちは。仙です。


実は自分は筋金いりの方向音痴です(>_<)。今回も、國學院から(地図上では至近距離に見える)山種美術館へ移動しようとしてまったく違う方面に出てしまったので、諦めて渋谷駅へ行く途中で実践女子大の渋谷キャンパスを通りがかりました。

門のところのポスターを見ると、山種美術館とここ実践女子学園大学香雪記念資料館の連携企画「実践女子学園創立120周年記念特別展 華麗なる江戸の女性画家たち」というものが開催されているではないですか(≧∇≦)

しかも入場無料。これは見ていきなさいということでしょう、ということで警備員さんに入館希望の申告をして入館証をもらいます(・ω・)ノ。

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実践女子学園というところにもはじめて行きましたが、とてもきれいなところでした(^∇^)。こぢんまりはしてますが。今の学校ってみんなきれいなんだね。ロビーから外を見ると学生さんがスポーツをしてます。暑いのにみんな元気だね。渋谷の真ん中で・・・のどかだのう( ̄▽ ̄)。

 

そして、展示内容も大変面白かったです。
女子大らしく、江戸時代の女性画家というくくりでの展示です。正直、ほとんど名前を聞いたことのある画家はいないのですが、みんな力量は十分だと思います (・ω・)ノ。そして男性画家と同じくそれぞれ個性豊かです。華やかでフェミニンな絵もあれば、カンペキ男趣味な構図の絵もあるよ。

 

前者は張紅蘭の「秋卉蝶舞図」が美しくて華やかでよかったです。ピンクの使い方が何ともいえません。でも実はこの方は安政の大獄夫をかばって身代わりで投獄されたという剛の者らしいです。後者は谷文晁の奥さんと妹の絵がよかったよ。谷家って画家一族なんだな。娘さんも画家らしい。夫婦合作みたいな絵もあるし、奥さんもっと前に出てきてもいいのにな


皇女さま将軍のご息女の絵もあります。制限ある環境のなかで、自らの力と情熱を注いで描いてるのが伝わってきます。
なかなか普段は見ることの難しい作品が多いと思うので、お時間あれば是非足をはこんでください(⌒▽⌒)。6月21日までです。

 

常設の展示室も入ってみました。
実践女学園の創設者、下田歌子先生についての展示です。美貌と行動力を併せ持つ歌子先生、リスペクトです(・Д・)ノ。ロビーに歌子先生のレリーフが。

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そして向田邦子文庫もあります。

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そういえば昔「実践女学校卒」とエッセイで読んだような・・・。あの年代の女性で女学校行ってたっていうことはいいとこの娘さんでエリートなんだなぁと改めて思います(´・_・`)。
向田さんが記事を書いた雑誌「映画ストーリー」とかがたくさん展示してありました。写真パネルの中の向田さんはアップに耐えるお美しさでした(⌒▽⌒)。

 

ということで、今回はこの辺で。
今週はサントリー美術館の乾山見参!にも行ったので、後一回更新します。またね。