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國學院大學博物館 第二回企画展 教派神道の教祖と儀礼@國學院大學博物館

こんにちは。仙です。暑くなってきましたね(・ω・)ノ。

さて、今回は國學院大學博物館で開催中の國學院大學博物館 第二回企画展 教派神道の教祖と儀礼」に行ってきました。なかなか攻めたテーマですな(≧∇≦)。これは行かなくてはいけません。

 

というわけで、國學院大學博物館です。

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國學院渋谷キャンパスってはじめて行ったんですが、渋谷と恵比寿の真ん中くらい?に位置してて、しかもあたりは閑静な高級住宅地(うろうろしてたら明らかにただものではない人が住んでそうな家がいくつもあった)で、その上設備とかもすばらしそう(いや、博物館と学食しか入ってないけど、何となくそういう雰囲気が漂ってます)。
いい学校だね(⌒▽⌒)。こんなところで勉強できるなんてうらやましいぞ(≧∇≦)。学生さん、お勉強がんばってね。

 

博物館入口には石棺と柳の木が。きれいだよ(・ω・)ノ。

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肝心の展示は、正直企画展はかなり小規模でした。すぐ見終わっちゃう(´・_・`)。
あと一般人に対してはあんまりフレンドリーじゃないな( ̄▽ ̄)。キャプションがないのです。詳細な解説が冊子で置いてあって、それをもらって読みながら見るって感じかな。その内容も、あんまり「わかりやすく」みたいな感じではなく、淡々とした感じです。
「ここに来てる人は多分本学の学生か研究者だよね。そうじゃなきゃ教派神道の関係者。一般公開もしてるけど、このテーマで来るのは多分物好き。そんなに詳しく説明しなくても大丈夫だろう」みたいな気持ちが見えます(考えすぎか)。
でも、私も物好きだから大丈夫です。
あとオカルト寄りの雰囲気はなかったです。

 

impatiens101.hatenablog.com

 

 

impatiens101.hatenablog.com

 

上記の「スサノヲの到来」くらいのオカルト色はあるかな、と思ってたのですが、まったくなし。そうだよね、そっち方面は誤解を生みがちだもんな(´・_・`)・・・。


でも、やっぱり國學院大學の力?で、大変興味深い展示物がかなりあるので、お好きな方にはたまらないかと。山岳宗教系の祈祷(御座立)に使う神宝とか法具とか、金光教の天地書附とか。大本のお筆先とか焼物は鉄板ですね。曼荼羅とかははじめて見ました。


そして一番興味深かったのは各教派の紹介VTRですかね(・ω・)ノ。教派神道って、あんまり布教に熱心なイメージはないですが、こういう催しなので各教団でがんばって作ったんだろうな(´・_・`)という感じがします。

やっぱり各教派で濃淡ありますが、基本あんまり目立つのは本意じゃなさそうな感じがそこはかとなく・・・。ただ、どの教派も本部はVTRで見る限り壮麗で、宗教というものの持つ集金能力についても考えさせられます。全部見ると25分くらいかかりますが、行かれたら是非みてください。

 

常設展のほうは文句なくすばらしいです。
古墳時代の土器とか土偶とかは東博か( ̄▽ ̄)!?」とツッコミたくなるほど充実してます。
あとはやっぱり神道関連。神社の様式とか。そして歴代の教授とか出身者(樋口清之とか、折口信夫とか。後者は書斎の復元とかも展示してあるよ。有栖川宮家資料等もあり。

 

いろいろ書きましたが、無料でいろんなものが見られるのでオススメです。

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6月30日(火)まで。ちなみに9月4日まで西南学院との相互貸借でユダヤの祭具の展示もあります。ケースひとつ分だけなんだけど、なかなかデザイン的にも美しくて興味深いです。

 

帰りには隣の建物の学食だかカフェだかで食事しました。安くて美味しかったです。
きれいだし。いいな、國學院大學。また来ます。
じゃあね。