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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展@東京都庭園美術館

こんにちは。仙です。東京都庭園美術館で開催中の「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」に行ってきました。

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ケ・ブランリ美術館って、おもしろそうなところですよね(≧∇≦)。大阪の国立民族学博物館のフランス版って感じかな?多分。KITTEに展示してた投げナイフとかも記憶に新しいです。序文によると、ここの庭園美術館と提携関係にあるみたいだよ(・ω・)ノ。

この展覧会、ドレスコード割引で、マスクをつけていくと100円引きになるみたいです。おひとりだけ見かけました。もっと見たかった( ̄▽ ̄)(自分ではやらないけど)。ので、次回は割引額大幅引き上げ希望です。

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この展覧会、とてもよかったです(^∇^)。
あの本物の貴族が暮らしていた美しい建物と、ビッグネームな作家さんの作品ではない「珍しいから・貴重だから・面白いから集めました(^O^)/」(いや、きっと民俗学的な価値があるんだよね)みたいな高貴な感じが大変よく調和してます。
奥様とか若様の部屋とかにアフリカの仮面がある、という光景はシュールですが、とても麗しいです(⌒▽⌒)。

 

仮面自体の良し悪しはよくわかりませんが、日本も能面とか、仮面の伝統ってあるもんね。わかりやすいです。後ろに布のある獅子舞のお面方式の仮面もけっこうあって、おもしろいです。人間の考えることって、どの国もにてるねぇ
大英博物館展にもあったけど、アフリカのマリとかシエラレオネとかの人はみんな秘密結社に入るんですね。おもしろいな。そこで仮面をつけて踊るらしいです。何のために?情報が断片的なので想像がつかん(´・_・`)。


仮面はアメリカ、アジア、アフリカ等、地方ごとに分類して展示されてます。計100点。日本の能面はもちろんアジア方面に飾ってあります。1ミリも違和感ありません(^◇^)。まぁ、他の国より仕事が丁寧なのはありますが。

 

新館のほうは映像の上映です。
仮面単体で見てると「ふーん」程度の感想だったものも、現地の人たちがつけて踊ってるのを見ると、アーティスティックで美しいものが多くて、びっくりします。特にアフリカ方面。鍛え上げられた肉体の人のダンスは俊敏で美しく、やっぱり現代のヒップホップとかの元ネタなんだな、と改めて思います。ほんとにきれい。


他にもいろいろな地域の仮面映像が採集されてますが、見た中ではドイツが一番どうかしてて笑いました( ̄▽ ̄)。

何の解説もないサイレント映像なのでそれもあるかもしれないですが。サンタのお化けみたいな(赤い衣装を来てる)大きな仮面をつけたおじいちゃんたちが練り歩く様は正に悪夢。手には何かの枝を持って振り回してます。何の芸術的要素も感じられません。怖いよ。子供が見たら多分泣く(>_<)。そして日本の女性能面職人さんは、仕事が丁寧でした。安定のクオリティ。


40~50年に採集した映像なので、なかなか貴重なものではないのでしょうか。今はもう失われたものが多い、と書いてありました。興味のある方にはおすすめです。ただ、個々の映像が長いため、全部見ようと思うとここで丸1日過ごさなきゃいけません。お時間にご注意を(・ω・)ノ。6月30日(火)までです。

 

今日もシフォンケーキを食べました。今日のはおいしかったな。コーヒー味です。派手なピンぼけ。

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やっと!庭園が(少しだけ)開放されました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆。
5月、梅雨入り前がさわやかでいいと思います。仕事やってる場合じゃない。

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芝を育成中。

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売店で軽食売ってるらしいよ。外で食べるのって気持ちいいよね。ゴミはきちんと始末しましょう。

何か巻き毛の令嬢が出てきそうな窓辺。

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この家はなんだろう。使用人の家とか?

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いいところでした。
今週はあとひとつ、東洋文庫に行ったのでまた更新します。じゃ、またね。