陶芸職人メテの工房で絵付けしたフランスの画家たち ルオーとフォーヴの陶磁器@パナソニック汐留ミュージアム
こんにちは。仙です。
パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「陶芸職人メテの工房で絵付けしたフランスの画家たち ルオーとフォーヴの陶磁器」に行ってきました。
今回も1回自腹で(ぐるっとパス使ったけど)、もう1回Webの内覧会で行って写真撮ってます。内覧会って写真撮るだけで終わっちゃうから(´・_・`)。
なので、この記事に掲載してある写真は、美術館より特別に撮影の許可をいただいてます。
この展覧会とてもよかったです(⌒▽⌒)。
連休中に行かれるといいんじゃないでしょうか。汐留って、ほかに行楽スポットありましたっけ?浜離宮とかはどうでしょうか?
実は、自分は都美術館とハシゴして平日の夕方くらいに行ったんですが、会期はじめだったからかな?正直あんまり人がいなかったので。展示品はみんな、とてもとても美しいものばかりで、それをひとりじめでゆっくり見られてうれしかったです。でも、いいものだからこそいろんな人が見れたほうがいいよね(´・_・`)。
(保証はできないけど)ゴールデンウィークもいい感じのストレスない混み具合なんじゃないですかね?だから大変オススメです。上野とかはとても混んでそうだし。
この展覧会、題名どおり、ここの美術館にもギャラリーのある画家のルオーと、フォービズムの画家たちが絵付けした陶芸がメインです。何だろう、専業陶芸家の作品とは毛色が違い、個性的で印象的で鮮烈な作品ばかりで大変美しいものばかりです。
まず、第1章は、「陶芸家アンドレ・メテーその作品と生涯」ということで、ルオーやフォーヴの画家たちと陶芸を結びつけた、そしてそれまで「職人」の世界だった陶芸に作家性を持ち込んだ、エポック・メイキングな陶芸家、アンドレ・メテの仕事を紹介してます。ここは写真撮れたんで載せますね。
この方がアンドレ・メテさん。強い意志の宿ったノーブルな表情です(≧∇≦)。
お茶?の準備ができたテーブル。大変美しいです。
陶芸の新しい境地を開拓したメテさんですが、無理がたたって早逝なさってます。ずっとご健在であれば、アールヌーヴォーとかの中心にいたかも、というお話も聞きました。(ウロなので間違えてるかも)でもすごい納得(・ω・)ノ。
下絵をしっかり固めてから絵付けするタイプの人らしいよ。トレーシングペーパーに下絵を写し取り、針でつついて転写する方法もあります。
メテさん、あんまり実用に適してないフォルムのものもたくさん作ってますが、ルオーやフォーヴの画家よりは器としてのバランスがいいと思います。
みんな、花瓶とかとしてはいいかもだけど、食べ物のってるところは想像できないけどね・・・( ̄▽ ̄)。でもみんな、面白うつくしいのでぜひ実物をごらんになってください。
次の部屋、フォーヴの画家はブラマンク、ルイ・ヴァルタ、アンドレ・ドラン等、ヴァリエーションに富んだメンバーです。著作権の関係上、写真はありません。
この映像だけは撮らせてもらえました。
アンリ・マティスの中国の花瓶。制作過程をスペースプレイヤーの映像でわかりやすく映像で表現してます。この機械、面白楽しいです。プロジェクションマッピングみたい。(厳密にいうと違うらしい)
絵画も併せて展示してあって、ラブラードの油彩「薔薇をもつ婦人」がよかったです。美人です(^◇^)。
最後の部屋は、ルオー。
大皿のオフィーリアとかもすてきですが、私は小さな陶板が印象に残りました。
はじめにルオー少年4歳時の肖像が小さなタイルに焼き付けてあり、長じて自らが作成した女性の肖像を描いた陶板もありました。どちらも小さなものです。ひっそりした感じがいいんですよね・・・(´・ω・`)
油彩もたくさんあるので、ルオーギャラリーと併せて見ると面白いと思います。
ということで、ぜひ足を運んでみてください。
6月21日までです。またね!