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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

新印象派 光と色のドラマ@東京都美術館

こんにちは。仙です。
東京都美術館で開催中の「新印象派 光と色のドラマ」展に行ってきました。
もう春ですな(^∇^)。巷では花がいろいろ咲いている。

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そして学生さんは順次春休みに入ってきているようです。というわけで、思ったより混んでました(´・_・`)。ちょっと疲れた・・・でも見づらいほどの混み方ではないです。普通の混雑です。だから大丈夫\(^o^)/。
ただ、3月下旬からの学生無料ウィークには東京駅付近の美術館には近寄らないようにしようと決心しました。他行こうっと。よく考えとかないと。

 

そして、これ、とてもよかったですよ(≧∇≦)。
印象派の特に点描画の類って、印象派の展覧会の中に何点かあるイメージで、独立して考えたことがなかったんですが、まとまって見るとなかなかおもしろいです。
印象派とは、「光学や色彩に関する科学的理論に基づいて色調を分割し、細かな点描で画面を構成する(HPより)」ものだそうですが、第2章の「科学との出合いー色彩理論と点描技法」でその詳細がわかりやすくまとまってます。学生さんが感想文を書く宿題とかがもしあるなら、すげー書きやすそう( ̄▽ ̄)。正直おすすめ。日記とかも書きやすいかもね。
色を混ぜない、ということで、スーラやシニャックのパレットも展示されてますが、やっぱりそこに置いてある絵の具の色が混ざってないので、クリアできれいです。

 

そして、全体的に見て思ったのですが、こういう技法って、一生追求し続けるというよりは、何年か研究して、それからまた自分の絵を探求することに戻る、みたいな、one of them的な色が強いかな、と思います(´・_・`)。その中でもやっぱりスーラやシニャックはさすが出色なのですが。

個人的には、やっぱりこの技法で描かれた絵って、色の彩度が高いだけにとても美しいのですが、それだけにファンタジックな画題だと、ちょっとやりすぎな匂いを感じがして、好みから外れちゃうな(・_・;。
以外と、肖像画(特に年輩男性)の影が濃い感じが、地に足についてない性格の技法を中和して、いい感じかな?と思います。テオ・ファン・レイセルベルヘ「オーギュスト・デカン、画家の叔父」とかはとても好きでした。夕暮れに、人影がこんな感じの見え方するときあるな、って思います(⌒▽⌒)。
あとは、やっぱりピサロとか、ベルト・モリゾの「ブージヴァルの庭」とかがマイルドで美しくて好きです。凡人でごめんよ。最後のほうにマティスもあった。興味深い絵でした。

 

ということで、おもしろかったです。
好みに合えば、是非どうぞ(・ω・)ノ。3月29日まで。3月23日は臨時で開館するみたいですよ。

じゃ、またね。