キャプテン・クック探検航海と「バンクス花譜集」展@Bunkamura ザ・ミュージアム
こんにちは。仙です。
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展」に行ってきました。
この「バンクス花譜集」って、いつもザ・ミュージアムの展覧会の一番最後の「うちもこんなコレクション持ってますよ」コーナーに少しずつ展示されてますよね。ボタニカル・アートかぁ・・・キレイだな・・・(^◇^)くらいの感想しか持ってなかったけど、けっこうよかったですよ。
キャプテン・クックはイケメン。若いときの肖像画は大変美しいお顔をされてます。(公式にあるからぐぐって見てね)
そのうえ金持ち( ̄◇ ̄;)。20代前半で莫大な遺産を相続し、自ら出資して好奇心のおもむくままに太平洋航海に出たそうです。うらやましいぞ。バンクスさんはその航海に同行した画家だそうです。あの植物の絵はみんなバンクスが描いたそうです。
改めてじっくり見ると、すごく精密で端正な絵(銅版画)です。創作っていうより、記録が目的って感じですね。写実的な。でも、こだわってこだわって描いてるのがわかるので、なかなか心に強い印象を残します(・Д・)ノ。
他にも
- アストロラーベなどの航海道具
- 携帯用地球儀などの天文資料
- エンデヴァー号(航海に使用した船)の模型
等があります。興味深いし、造形も端正です(≧∇≦)。
あとは、原住民の人たちの民族学っぽい収集品もあるよ。
ざっくり言えば、
感じです。個人的にはマオリがすきかな。おっきな翡翠のアクセサリーとかもあったし、櫂や棍棒に施してある彫刻が精密です。How COOL!タトゥーのデザインもかっけー。
未開の地とされるオーストラリアとニュージーランドに行っても特に問題なく航海していたエンデヴァー号がいちおう自分たちの仲間の東インド会社のあるジャワのバタビヤに行った途端、衛生状況が最悪で乗組員の多くが命を落とした、っていうのは皮肉としか思えません(´・_・`)。乗組員がいきなり3分の1も亡くなるって、どんな地獄絵図だったんだろう。おそろしや。
あとは、オーストラリアの植物園のVTRがよかったな。何かすばらしそうなところだった。行ってみたい\(^o^)/。
というわけで、なかなか楽しめる展示です。混雑なしでゆっくり見られます。
渋谷に来たら、行ってみてもいいかも。そしてこういうのがお好きな方は是非どうぞ。3月1日まで。
(もし1000円以内でチケットが手に入ったら是非おすすめです。当日券1300円だと、興味薄いひとだとちょっと割高に感じるかも。)
グッズもよかったよ。グッズ感は少ないけど、普通に使えるグッズが多いです。お花が描いてあればきれいに決まってるし。クリアファイルとか。オーストラリアのお茶もお菓子もおいしそうだった(≧∇≦)。
次回はボッティチェリとルネサンス。行かなくては!早割が終了してるけど(´・ω・`)。
今日のBunkamura。
向かいのドゥ・マゴ。入ったことないや。洒落てるよね。
そういえば、Bunkamuraって、五島昇さん(五島慶太さんの長男)がトップの時に設立したみたいですね。お父さんのコレクションメインの五島美術館とカラーが違うのはそのせいか。興味深い。
次回はその辺を掘り下げたいと思います。(いや、需要ないのはわかってますけど、自分は興味あるので( ̄▽ ̄))
じゃ、またね。