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館蔵 茶道具取り合わせ展@五島美術館

こんにちは。仙です。
今回は、五島美術館で開催している「館蔵 茶道具取り合わせ展」に行ってきました。

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実は前回の続きではないんですが、後から行ったこちらのほうがとても好きな展示だったので(⌒▽⌒)。

 

五島美術館って、たたずまいが独特だよね。上野毛のセレブなおうちがたくさんの地域に建っていて。
東急系の美術館って、Bunkamuraのほうが個人的には立地からしてメジャーな感じがするんですが、実は五島のほうが重要な位置にいるのかな。まあ、役割が違うか(・_・;。


それでここ、展示室が(多分)ほかの美術館と比較すると暗いところがいいです。やっぱり日本美術って、光量抑えめのところでみたほうが美しいと思う(・Д・)ノ。

 

今回は特に展示の方法も凝ってるように思います。
ここって、庭園もすごいけど、そこにいくつか茶室が建ってます。今回はそこの床の間の原寸大模型をしつらえて、そこに茶道具や掛け軸を展示したりしてます。すごい面白い(^◇^)。あそこって中はこんなだったんだー、みたいな。

 

茶碗とかだけじゃなくて、名物裂の展示があったのもよかった。美しい布がきれいに貼りこんであって、とてもきれいです。とっても貴重なんだよね。小さな端切れひとつでもすごい価値なんだよね。
A4くらいで、茶室の設計図?みたいなのを組み立ててある「茶室起絵図」もいいよ。そんで茶箱や茶籠の展示もいいよ(≧∇≦)。
小さくてコンパクトなものはみんなかわいい。ドールハウスみたいなものに通じるかわいさ、風情があります。

 

茶箱・茶籠は細工が細かくしつらえてあります。私は茶箱に鍵がついてるやつが好き。原三渓の旧蔵品だそうです。時代の新しいやつもいいよ。中田倭良さんという方の5年前くらいの作品で、更紗の布で裏打ちしてある茶籠があった。とてもかわいい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆。

 

消息文も興味深い。おちゃちゃ宛の秀吉の消息とか。彼の字は、去年松濤で見たのと比べて、やさしく読みやすく書いてる感じがしました。このひとはこういうところが愛されてるんだろうな、みたいな(^∇^)。
千利休と道安の消息文も面白かったな。この親子、なかなかに折り合いが悪かった気もするんですが、字がそっくり。似てほしくないところが似ちゃった感じなのかな。人間て哀しいね(´・_・`)。

というわけで、大変よかったです。
おすすめです。時間があればぜひ。2月15日までです。

 

ここの庭はいいよね。

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私はうまく撮れなかったけど、このアングルだと東急大井町線をとてもきれいにズームで撮れそうな気がするんだけど。撮り鉄のみなさんはここには来ないんだろうか。

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椿は冬もきれいだよね。

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じゃ、またね。