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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

高野山開創1200年記念 高野山の名宝@サントリー美術館

こんにちは。仙です。
さて、サントリー美術館にて開催中の高野山開創1200年記念 高野山の名宝」に行ってきました。
今年の秋は国宝の展示が多いですね。展示物に国宝があると1ランクテンションが上がります他の作品よりも時間かけて見てます(権威に弱いので)。

 

この展示もよかったですよ。
写真はいつもどおり安定のダメさですが・・・。 

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エントランスのとこの看板。

サントリーってビルの中だから他に撮れるとこないんだよな。

もちろん作品は写真NGでOKだけど、エントランス付近にうまく工夫して写真撮れるとこ作ってほしいなポスターを加工した程度のものでいいので。そのほうがFacebookとかTwitterにも上げやすそうだし。

高野山って行ったことないけど、いろんな美術品があるんだね。貴重なものばっかり。
会場に入ると、まず弘法大師さまの座像がお出迎えしてくれます。手に持ってる長い長い、そして大変美しい赤瑪瑙の数珠に目を奪われます。昔のものだし、多分染色もしてないだろうから、なかなかいいものだと思います。やっぱり数珠は瑪瑙素材がいいのかな。次買うときの参考にしよう。

次にいきなり国宝で空海の真筆、「聾聲指帰」があります。強さが全面にでた、しかもバランスのとれた美しい筆致で、とても印象深い姿をしてます。「空海」のイメージどおりの書。
この時代の人物の真筆が残ってるなんて、やっぱりすごいですよね。さすが日本仏教の最大のスーパースターです。

あと、国宝以外の重文もたくさんあります。
独鈷鈴三鈷鈴独鈷杵とかね。具体的なことはよくわかりませんが、密教の修行に使う法具らしいです。やっぱりとても造作が美しいし、どう使うか興味ある( ̄▽ ̄) ニヤ

っていうか、使ってるところ見せてほしい!!

そして、やっぱりこれが最大の見所でしょう。
快慶の孔雀明王座像と運慶の八大童子像です!!
孔雀明王は、たいへんお顔が端正でこれまた美しい
孔雀は、毒をもつサソリやヘビを食べて、なおかつあのような美しい姿をしていることから、孔雀明王は災厄や苦痛を取り除く功徳があるとされているそうです。(Wikiの受け売り)
満開にひろげた羽が力強く、美しい像です。
八大童子のほうは、童子というだけあって生命力に満ちあふれた躍動感があります。少年漫画にでてくるキャラクターのような目に光が宿ってるっていう感じですかね。輪郭が力強いです。
このうちニ体ほど、破損のためかな?後年に再作成した像があるらしいのですが、やっぱりよく見るとわかります。快慶作と比べ、体幹がしっかりしてない。そのせいで体の輪郭線がぶれてると思いますもうちょっと要修行。って感じがします。

結論:やっぱり国宝はいいよ。すばらしいです


ということで、ぜひ行かれてみることをおすすめします。
んじゃ、、またね!!