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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

日本国宝展@東京国立博物館

こんにちは。仙です。
厚生労働省の年休取得促進月間らしいですね。秋に9連休取れって、無茶言うなよ。とは思いますが、一応なるべく取得するように指導されてます。というわけで、1日年休取ることができたので、美術館巡りしてきました。

訪問先1カ所目、東京国立博物館で開催中の日本国宝展です。

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まず、これから行かれる方に悲しいおしらせです。
混んでます。滅茶苦茶混んでます。
がんばって、開館30分くらい前に行ったのですが、すでに行列が・・・。チケット(パスポート)持ってたのでまだ良かったんだけど、チケット現地調達だとさらに長い列に並ばないといけません。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
チケットはぜひぜひ事前に用意していくことをおすすめします。

そして、天気が悪ければ・・・とか、金曜夕方の夜間なら・・・とかいろいろ考えますが、賭けをしても必ずしも勝つとは限りません。JTBの添乗員さんとかいたし。バスツアーかな?ツアー入ると混むよね。外国人らしきツアーの方もいらっしゃってます。
正倉院宝物の特別出品が終わったら空くかな~とか、いろいろ考えますけど、やっぱりちょっとムリそうです。金印来るしね。

肝心の展示は、やっぱりよかったです。

そりゃそうだよね。国宝だもん。私は順番で入場したあと、最後の仏像の部屋から逆走したので(見る順はまあいいやと思って)仏像はとてもゆっくり見れました。よかったよ。
特に広目天の衆生に苦笑しているような表情と、三千院の菩薩座像二体の美しさはずーーーっと見ていたくなる感じ
死んだらこの菩薩さまがお迎えに来てくれるのか、と思ったら、悪くないかも、と言えるような像です。
私の大好きな大倉の普賢菩薩さまもいらっしゃいました。今日も美しいです。白象に乗って優雅にいらっしゃいます。ありがたや。

あと特に好きなもの。
狩野正信「周茂叔愛蓮図」
何だろう、南画のような、日本画のような、それでいて洋っぽい香りもあるような不思議な絵だな。と思います。大好きだ

薬師寺神功皇后座像
女性の像ですが、正直一番するどくて威厳ある感じです。さすが。畏れ多いわ。

鳥毛立女屏風
やっぱり人垣できてました。最前列に並ぶと、係員さんに「少しづつ動いてくださ~い」と言われてしまうので、後の隙間からじーーーーっと見ました。アイボリーを基調とした色合いの美しさに感銘です。
奈良時代の絵画がこの美しさで見られるなんて!

金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅
紺地に金を使って描かれた曼荼羅。非常に精巧であり、他の出品物とは少しオーラが違うところに奥州(中尊寺の誇りを感じます

もちろん他のものもすごく見応えあるものもたくさんあります。狩野永徳の花鳥図とかもいいし、藤原定家の字って、グラフィックとして美しいな、と思うし。
一度は行かれることをおすすめします。

本館でも企画展やってるよ。
「東アジアの華 陶磁名品展」

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尾形光琳と鍋島のきれいなのがありました。
こっちはそんなに混んでないので、帰りがけに行かれてみてはどうでしょうか。追加料金は必要ありません。ゆったり見られます。

秋だね。上野公園もちょっとだけ紅葉がきてるよ。写真は野口英世先生。

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またね!!