こんにちは。パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「ポンピドゥー・センター・コレクションが魅せるアール・デコ時代の革新 建築家ピエール・シャローとガラスの家」展に行ってきました。
ここの美術館にははじめて行ったのですが、パナソニック(パナホーム?)のショールームのビルの中にあるんですね。当然ビルの中は撮影禁止なので、苦肉の策で外にある案内板を撮ってみました。
日射しが強いと撮ってる最中はモニター画面が反射して写ってるかどうかよくわからないのですが、写ってたみたいでよかったです(笑)。
さて、館内にはいると、とてもきれいなところですね。ロッカーはデジタルキーです。(鍵状ではなくて小さなパネル状のキーをかざすやつ)・・・はじめて見た!!!すげーな。
展示もよかったですよ。ピエール・シャローって、主にフランスで活躍したインテリア・デザイナーであり、ガラスの家の作者として有名ですが、正規の建築家としての教育は受けてなかったらしいです。
うーん、何かわかる気がする。スケッチとかパースとかいろいろ展示してあるのですが、特に線が歪んでるわけではないのに少しだけ不安定な印象があるのです。
自分のなかで一番ぴったりくる言葉を探すと、「フラがある」っていう感じです。(※フラ=もって生まれた愛嬌やおかしみ。落語用語だそうです。)
何かかわいいんですよね。椅子やテーブルや鏡台なんかが展示されていますが、全部かわいくて愛嬌があります。おうちに置いておきたい。
折りたたみの椅子とか、扇状に収納可能なテーブルとかもありますが、正直収納っていうには中途半端vv大して小さくなんないじゃんvvしかも使いづらそうvvだけど、そこに愛嬌があってかわいいのです。(※私は設計とかまったくわからないので、もしかして使ってみたら使いやすいのかも・・・)
そしてサイズが小さいです。フランスの人がこれを使うなんて、小さすぎるんじゃ?と心配になりますが、そのかわいさが日本人の心を鷲掴みにすると思います。
いろいろな部屋の設計図(サロンや子供部屋のパース)も展示してありますが、概して余白の多い造りになってるのが印象的です。ミニマムなサイズの家具等を最低限配置して、それが殺風景にならない部屋です。現代の日本人からしても参考になる部屋です。
また、「アール・デコ」とありますが、もちろんその関連の家具等もあります。アラバスターという鉱物を使ったライト等は白くて淡い光を放ち、とても魅力的です。
タイトルの「ガラスの家」は、主に映像での紹介です。明るく解放的で、美しいおうちです。
間借りしていた住人が立ち退かないままそこの部分をはずしてリノベーションした建物らしいです。落ち着きもあります。ディテールを映した映像が大画面で流れています。うまく説明できない美しさなので、是非一見されてください。
最後の部屋はルオー。ルオーって、出光にもあるよね。でもテイストは違います。こっちのほうが・・・やさしい感じ?幸之助さんと佐三さんの好みの違いでしょうか?そういうのって、意外と出るよね。
最後にすぐ裏の鉄道歴史展示室。写真がゆがんでます。
ここから日本の鉄道の歴史ははじまったのです。今回は時間がなくて寄れませんでした。また今度ね。
[蛇足]パナソニックさん、個室トイレに消音器(音姫みたいなの)つけてほしいな・・・。いや、別に気にしなきゃいいんだけど、せっかくのショールームのビルのトイレとしてはちょっと行き届かない感じに見えちゃうので。つい「やっぱり水回りはTOTOかINAXだな」とか思ってしまったので・・・類似製品がないみたいだから難しいのかな。こんなところ、誰も見てないとは思うんだけど、ちょっと勿体ない(><)ので提言してみました(笑)。
ではすっかり長くなりましたが、この辺で。秋はいろいろ展示があって楽しみですね。またね!!!