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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

パキスタンの民族衣装ー砂漠と山岳地帯の手仕事@岩立フォークテキスタイルミュージアム(1)

自由が丘の駅から程なくすると小さなビルの1室に岩立フォークテキスタイルミュージアム」があります。そこで開催されているパキスタンの民族衣装ー砂漠と山岳地帯の手仕事」展に行ってきました。

こないだ行って大感動した日本民藝館カンタと刺子」展で買った冊子「民藝」に紹介されていたもので、あの感動をもう一度!的な。

 

こんなところ。かわいい場所です。

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ここは・・・何だろう・・・私設ミュージアムなのかな?
到着したら、いきなり人がいっぱいで驚きました。月1回、土曜日にギャラリートークして館長?の岩立さんが展示について色んなお話をする会があるらしいのですが、うっかりその最中に行ってしまったのです。基本は会員岩立FTM友の会。400名いらっしゃるそうです!!すごい!!対象みたいなのですが、親切に入れていただきました。後ろの方からですが、説明聞けてラッキーでした。
そして岩立さんはとってもお洒落でステキな方でした。知識ハンパないし、世界中色んなところに行かれてるみたいです。カリスマですね。
ただ、ほとんどの参加者の方がマダームな感じなので、ちょっと雰囲気が独特・・・何か疎外感・・・男性の方とかはイベント時は避けた方がいいかもな。

部屋はそんなに大きくない(ビルの1室なので)のですが、展示はとてもよかったです。
展示タイトルどおり、パキスタンの民族衣装やキリムがところ狭しと並んでいます。そして普通のミュージアムのように展示ケースがなく、そのままで飾ってあるので、・・・いいの?という気持ちになります。でも、その分細部までじっくり見えますよ(^^)。もちろん触っちゃダメです。
その作品群は刺繍刺繍刺繍すばらしい刺繍で飾られた衣装や敷物です。
日本の刺子も端正で精緻ですが、こちらも本当にすばらしい。何か、日本人の発想の外で生み出されている刺繍って感じがします。感性が違います。それでいてとても美しくてかわいい。すごい情熱で刺繍が刺してある。その重ねた糸目にすごい熱量を感じる刺繍です。

具体的にわかりやすく説明すれば(俗っぽくて嫌がられるかも・・・すみません)、マンガの乙嫁語りの世界です。

乙嫁語り」に登場してるふんだんな刺繍の布や衣装が実体をもって目の前にある、って感じです。だから、ファンの方はお時間があれば是非見にいってみてほしいです。感動すると思います(たぶん)。週の後半にしか開館してないので気をつけてね。

 

長くなったね。今日はこの辺で。ではまた明日!!