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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

カンタと刺子ーベンガル地方と東北地方の針仕事@日本民藝館(1)

日本民藝館で開催中のカンタと刺子ーベンガル地方と東北地方の針仕事」展に行ってきました。これも、ポスターで見た瞬間、行かねば!!!と思った展覧会です。
この日の日本民藝館外観

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木の陰の差し方にこの日の気温が出てる気がします。暑かった・・・。

ポスター。

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いいでしょ?
内容は思った通りすばらしかったです。愛に溢れた展覧会でした。見てるだけでとても豊かな気持ちになれます。とてもとてもおすすめです。


カンタというのはインドの刺子のこと。日本の東北地方の刺子と比べると、やっぱり国民性まったく違うなvvという感じがします。


<カンタの方がいいなと思う点>
・明るい。すてきな明るさ。
・自由
・カラフル
<日本の刺子のほうがいいよね?と思う点>
・針目がそろってる。端正だね。
・色調に統一感があって趣味がよい
・模様がとっても複雑


商品としてみてしまうと、たぶん日本のもののほうが上なのですが、やっぱり売り物じゃないので、甲乙つけがたいです・・・。

どちらも女性たちが子供や家族のことを思って一針一針刺したことはどの作品からもひしひしと伝わってきます。特にインドの女性は地位が低く、自分の自由になることなんてほとんどまったくなくて、使い古しの糸と布だけが自分の持ちだったのを、こうやって刺していったんだな、と思うと涙腺決壊(;_;)です。

家族のために針をさせることを本当に喜びとしていたんだな、と思います。正直モチーフになってる人とか動植物とかは「これは何?」「デッサンが狂ってるv」と思わないこともないのですが、そこからさえも楽しみながらやってたのも伝わります。結婚式や子供のための被布などは、本当によろこびに溢れてます。

なんか文が長いうえに暑苦しいvvですね。いったん切ります。

また明日。