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基本は美術鑑賞ブログです。たまに他の種類の記事もあります。「とりあえず正直に」がモットーです。

江戸妖怪大図鑑~妖術使い~展@太田記念美術館

太田記念美術館で開催中の「江戸妖怪大図鑑~妖術使い~」展に行ってきました。
これ予告を見たときから見たいと思ってたんだ!!
第1部の「化け物」と第2部の「幽霊」も見たかったんですが結局来れず、第3部の「妖術使い」だけ根性で見に来ました。連休あってよかった・・・。

太田記念美術館

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他のお客さんが写らないようにとったので変なアングル。(混んでたよ)

ここ、特に2階が蛍光灯っぽい黄色い照明ですよね。ガラスへの反射と写り込みがけっこう激しいので、ちょっと見づらいかも。普通の展示ケースより、平置きの形の展示ケースの方が見やすくて好きかな。

でも、そんなことが気にならないくらい興味深い展覧会をやってるので時々見に来ます。今回もよかったですよ!!


妖術使いって、私は役小角系を想像してたのですが、違いました。(笑)
まず児雷也。若菜姫。滝夜叉姫そう言えば歌舞伎の演目にあるのかな・・・?みたいな名前がたくさん。どんな妖術使いか?はキャプションで何となくわかります。この中で一番現代に持ってきてもウケそうなのは若菜姫かな?手に入れた巻物を読んでいくうちに妖術使いになるっていう筋立てがハリーポッターみたいだし。(ちょっと違うか)
彼女は馬や獅子じゃなくてなめくじに乗ってるところも根性あっていいと思います。足元すべらないのか?そして移動が遅くないのか?の謎は残りますが。

以下よかったもの。
1.広重の狐
王子のお稲荷さんの狐火と、人間をだます狐の絵の2枚。どっちもきれいだし、だまされてる人間が楽しそう。狐たちも楽しんでる感じがします。遊びのある明るい絵。
2.滝夜叉姫
確か国貞・・・丑の刻参り姿の滝夜叉姫が凄みがあって大変美しかったです。丑の刻参りも妖術のひとつなのね。
3.藤波由縁之丞
これは1枚だけ蝶の妖術使いだったので。「蝶に乗ってる」とキャプションにあるのですが、本人に蝶の羽と触覚がついてるようにしか見えません。妖精?美しい絵です。
4.天笠徳兵衛
これも1枚だけあったやつ。豊原国周と歌川国梅色調がクリア国貞は反対に色数を極端に抑えてるやつが何枚かあって、それがよかったです。
5.仁木弾正直則
月岡芳年(だったと思う)。この人の絵、たくさんあるんだけど、色彩とかが耽美な香りが強い(気がする)ので、私はちょっと引くvv
でも、この絵はその辺りが控えめで逆にそれが端正な美しさに繋がってると思います。

結論:おすすめです。結構混んでたけど。そして25日までの会期で、評判もよさげなのでこれからもっと混んでくると思うけど。楽しい展示です。

そしてこちらは立地がすばらしい。表参道のすぐ近く。楽しい場所です。近くのポップコーン屋さんはいつも行列です。帰りに明治神宮に寄る際には虫除け忘れないでね。