予告通りサントリー美術館です。
こちらも隈研吾の設計だそうです。言われてみれば・・・そんな感じもするかも(笑)何となくちょっと和っぽい感じもあり、美しい空間ですよね。
さて、「プラハ国立美術工芸博物館所蔵 耀きの静と動 ボヘミアン・グラス」展に行ってきました。
今回は、たまたま近くに用事があってついでに・・・ということだったのですが、サントリー美術館ってこういうときでもスマホのサイトで100円割引券あるから忘れないようにしないと。
肝心の展示もよかったです。サントリー美術館って、たしか時々ガラスの器の展示してますよね?やっぱり本業(アルコール飲料)の関係でしょうか?
やっぱりこの展覧会でもドリンキング・グラスの方が香水瓶とかよりセレクトが1ランク上な気がします!!
そしていろんなグラスを見ていると、お酒ちょっと飲みたくなります。熊型のパズルボトルとか、造りがどうなってるのかな?今ここでこれのレプリカでビール注がせてあげる、といわれたら迷いなく追加で千円や二千円だしちゃうな、と思いました。
ガラスのことって正直よくわからないんですが、ボヘミアン・グラスっていろんな紋があって楽しいですね。マリア・テレジア肖像文とか希望の寓意紋とか聖人像文とか。他にもたくさん。現代のガラス作品のところには文のついた作品はなかったんですが、これはもう廃れちゃったのかな?たしかに家庭での維持管理はキビシい食器だと思うけど(グレービングのところからひびが入りそう)、お店で出てきたら嬉しいな。
私のすきな文は花・昆虫文と四季寓意文です。どっちもさらっとして理性的なデザイン。美徳寓意文とかは・・・どうよ?ってデザインです。キューピッド縛っちゃう(確かそうだよね?)とか、そんな文のついたグラス使ったら罰があたりそう(笑)
あとは現代の作品のところのヴィズネルの「ボウル」。藍色のような墨色のようななんともいえない深い色で、照明のせいかな?できてる影も青いようなあいまいな色でとても美しいのです。
一押しらしい「ハート・チャクラ」ももちろんとても美しいです。
最後に「ミラー・マン」という前進をミラーの小片で覆ったひとのパフォーマンスのビデオがあったので少し見たのですが、なにがしたいのかさっぱりvv芸術を理解するって難しいんだな。
会場正面のウインドウに飾ってあったバラのグラス。
ミュージアム・ショップにもきれいなアンティークのグラスや作家モノのグラスがたくさんありました。意外と昭和のアンティークがいいなと思います。
でも買えない。私は粗忽なので自分のものにしてもすぐに粉々に割ってしまう自信があります(笑)。繊細なものとは相性が悪く、古本でさえ私がさわると破れます。落としたり力を入れたりはしてないのに!理不尽だ。
というわけで、注意深い性格の落ち着いた方におすすめです。
全体的にはきれいなものいっぱい見られるすてきな展覧会です。お近くに行かれる際にはぜひ。