Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」展に行ってきました。
ポスターはアルチンボルド。
エスカレーターからザ・ミュージアムを見た図。ブレブレ。すみません。
きっとお子さまに大人気に違いない!と思ったので、空いてそうな夜間開館で行ってきたのですが、結構混んでました(汗)。7時過ぎだから子供さんはいないかな?と思ったけど、やっぱりそこそこいました(汗)。
読みが甘かったんだぜ・・・。
内容はやっぱりお子さんウケするものが多数です。大人ももちろん楽しめますが。
そりゃみんな夜でも来ちゃうよね。「木の鏡」とか、その名の通り、5cm四方?くらいの小さい木の板の集合体でできた木のパネル(2m四方くらい)が前にあるものの動きを(センサーで関知して)モーターの動きで再現して写し出すものなんですが(説明わかりづらいね。ごめんなさい)、子供がみんな前に陣取って飽きずに手を振ったりして楽しそうでした。
全体的な私の感想はといえば、
「そうね、頓知がきいてるね」と思う作品と
「やっぱりすごいわ。迫力ある」っていうのが二極化してるな、というものです。
アルチンボルドとかは正直前者・・・。本の虫だった司書を本の集合体で表現する、とかは自分の感覚だと・・・何か直接的だなvvと。
でも、多分先駆者でオリジナルっていうのがすごいことなんですよね。何でもものごとのはじまりってエネルギーがいるから。
ダリとかは、アルチンボルドとやってることは一緒かもしれませんが、後者です。何となくその作品のオーラに圧倒されます。権威に弱いのかも、自分・・・。
いちばん好きなのはエッシャーの「反射球体と手」です。これは特にだまされたとは感じない、「不思議な世界を描いた絵」として見ました。球体の向こうにある絵を見る、というか。
あとはアニッシュ・カブーアの「白い闇ⅠⅩ」が好き。これは白い大きな筒状のオブジェ?なんですが、前にいると時空が歪んでるような気がしてきます。どういう構造なんだろう?
そして、私だけかもしれませんが「だましてくれない作品」もありました。
「こう見えるでしょ?」と言われていることに納得できないというか。
たとえばパトリック・ヒューズの「生き写し」とか、作家本人のライフマスクを基にした肖像画(ライフマスクの内部だからえぐれている)ですが、立体的に飛び出て見えるでしょう?とキャプションにあるんですが、どこから見てもへこんでるようにしか見えなかったけど・・・なんでだろう?いろんなところから見てみたのに?!こういう疑問がある作品が他にもちょっとありました・・・。
この作品って、帰ってからいろんなブログを見てみると、まるで生きているかのような動きのある見え方をするみたい・・・。いいな。そんなふうに見えるんだ・・・。そう見えたほうが面白いよね。
せっかくだから見たかった・・・。
ブルーな気持ちで明日の(2)につづきます。