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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

MIHO MUSEUM後編(常設展)

さて、次は常設展です。

何か、こっちのコレクションもすごいです・・・。
すごすぎてちょっと怖い。

ガンダーラの仏像とか、

キューピッドを描いた古代ローマのフレスコ画とかは、純粋に美しかったりかわいかったりしてとても楽しめます。中央アジアのラスタ彩の器とかもいいよね。

ただ、エジプトの部屋が・・・。
レリーフとか装飾品とかはいいとして(これもすごいけど)、ファラオ頭部とかいろいろ貴重な物が割と無防備な状態で(ガラスケースだけとか)展示してあるので、いいのかな?という気持ちになります。
そして、莫大な対価を払って手に入れたという隼頭神像も、奥まった小部屋に安置されています。あんまり心の準備なしにふらふら入ってしまったので、部屋に足を踏み入れた瞬間背中にぞくぞくしたものを感じて飛び退いてしまい、係員のお姉さんに怪訝な顔をされました。これも結構無防備。確か柵とかはなかったもん。本当にいいの?と激しく疑問だったのですが、勇気を出してもう一回部屋に入り、間近でゆっくりと見せていただきました。
(何言ってんだ、というツッコミは甘んじて受けますが)この神像は、神様としてまだまだ威力をお持ちで、美術品扱いはあまり本意ではないように感じました・・・。

これだけの量の美術品を鑑賞すると、おなかが空きます。棟内の喫茶Pine Viewでサンドイッチとアイスチョコレートをいただきました。計1900円也。
量は少ないのでお高い気もしますが、人里離れたところにあるし(山とか水でも何でも高価いよね)、原料にこだわってるっぽいので、適正価格かな。まあまあ美味しかったよ。
 
建物の中から見る景色も美しいです。

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この広大な山林を美しく維持するのは莫大なコストがかかるはず。
隠れたコストだよね。

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14時のバスで美術館を出ました。次の予定があるもので。

こちらの美術館は母体が宗教団体のため、ちょっと考えることもあるにはあるのですが、まあ、美術館は美術館としてここにあるうちは(一般客として)楽しませてもらおうかな、と思います。国内でこのコレクションが見られてラッキー☆ってことで。
今の時代、日本にこれ以上の私設美術館ってもうできなそうだし。実業家の妻とかが美術品のコレクションにはまったりすると、叩かれるものね。(株関連の本を読んでたら、そういう例がいくつかありました)
また来たいです。秋の特別展もおもしろそうだよね。


後楽園の写真をたくさん撮ったので、次は岡山編です。