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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

クリーブランド美術館展(1月18日)

東博の「クリーブランド美術館展」に行ってきました。

今回の展示は「人間国宝展」と同時開催です。
開催フロアが違うのかと思ったら、

いつもひとつの展覧会に使っている同フロアの二つの部屋をそれぞれ分けて使っています。
でも別に物足りなくはなかった不思議。
よくわかりませんが、何か不思議なレイアウトな箇所があったから、壁とか動かして広めに使ってるのかもしれないです。わからないけど。

そして、開幕から最初の週末に行ったので、いい感じの込み具合(それほど混んでなかったっていうことです)で快適でした。
気分よく見られたよい展示でした。

特に見れてよかったのは以下の3点。
1.雷神図屏風
バックの金がゴージャスで雷神が生き生きしてます。
おへそが貧弱でかわいい。あれじゃ子供のへそをとっちゃいたくなるよね。
2.地獄太夫
とても美しい絵です。
地獄太夫はいろんな絵師に描かれていて、モチーフ自体好きですが、その中でも一番好きです。
3.大空武佐衛門
渡辺崋山の描く肖像画が好きです。
美術として美しい&資料的な価値がうまい具合にバランスとれてる気がします。焦点がぴっちり合ってる感じがします。
大空さんは、雲つく大男の力士だったそうですが、こういうひとはたぶん戦うと弱かった気がする・・・と思って戦歴をしらべてみたら、土俵入り専門力士なので戦わなかったそうです。観賞用の力士さんか・・・あんまりイメージできませんが、江戸時代の文化って豊かだったんだな、とは思います。
4.西洋絵画
ルソー、ピカソ、モネ、ベルト・モリゾ・・・
「日本人の好きな洋画」をピックアップして持ってきてくれた気がします。私も全部好きです!!

私は寒いのが苦手でこの時期は体調万全じゃないです。それでもこの展示は楽しめました。雰囲気もさわやかだし、よい企画と思います。クリーブランド現地に行きたくなったよ。
ただ、この展示は、コスパをシビアに考えると、ちょっと疑問が出てきてしまうかもしれないです。それが気になるかどうかは、ひとそれぞれだと思います。
次はあとの半分、ていうか人間国宝展です!
混まないうちにさっさと行こうっと。