新年のご挨拶(やきもの入門 ─色彩・文様・造形をたのしむ@出光美術館)
明けましておめでとうございます。仙です。今年もどうぞよろしくお願いします(・ω・)ノ。
今年は天気が良くていい三が日でしたね。みなさんお正月は過ごしましたか?
私は一応初詣に行っておみくじ引いてきました。見る人が見たらどこの神社かわかるやつ・・・
ちなみに私はおみくじは年に何回か引く派なんですが(迷ったときに都度アドバイスをもらう分にはいいと思ってる)、年末に引いたのとまったく同じのが出てきたのでちょっとびっくり。
「うるさいなぁ(´・ω・`)こないだもアドバイスしただろ?」と言われたような・・・何かお手数かけてすみませんでした( ̄▽ ̄;)って感じで・・・でも今回は「今年のアドバイスお願いします」で引いたので、今年はいい年になるってことで間違いないかなと思います(・∀・)。
いや、実は過去2年かなり辛かったんだよね・・・。いろいろあって・・・いろいろ・・・。
さて、年初一発目の展覧会は出光美術館で開催中の「やきもの入門 ─色彩・文様・造形をたのしむ」です。さすがお正月。着物着た人がけっこういらっしゃってました。
展示内容はとてもよかったですよ。そして思った。須恵器の系譜が好き。あの灰オリーブ色とあっさりした文様がたまらん。でも縄文の火炎土器の褐色も悪くないよね。ていうか、オリンピックの聖火台を火炎土器型にするとかいうのはどうなったんだろう?←スポーツもオリンピックもまったく興味ない勢の疑問。日本ぽくていいアイデアだと思うんだけどな(´・ω・`)。
そしてもうちょっと時代が下ると唐津焼がいいな。あのいかにも鉄分多めなグレーの色合いとシンプルさがとても好き。
でも古九谷や柿右衛門のカラフルな色絵もいいなーとは思います。ひとつマイセンの柿右衛門の写しが出てたのが面白かった。絵柄同じでも西洋のものはまったく違うよね。色柄が。やっぱり染料の違いかな。
板谷波山や富本憲吉の明治超絶技巧な作品もあったよー。ここまで行くとカラフルなほうもなかなか・・・っていうかすごくいいかなと。
ということでけっこうオススメです。2月2日までやってます。
ついでに東京駅周辺美術館共通券を買っとくのもオススメです。今年は表には出てなかったので、欲しい人は窓口のおねーさんに聞いてください。出してくれます。でも今年は3500円になってた。アーティゾン(旧ブリジストン)美術館が追加でラインナップに入るから!私は迷わず買いました。
正月の皇居周辺(すぐ近く)をうろつくのもいいですね。皇居ってパワスポだし。
そして隣は帝劇。ジャニーズの作品がかかってて若い女の子でいっぱいです。いつもすごい集客をしてるので、ジャニーさんって興行師としてとても優秀だったんだなと他人事ながらぼんやり思う・・・。時代はどんどん変わっていくんだなぁと。
またアーティゾンが開館したら来よう。あとミナペルホネンも行ってみようかな。バス調べておこっと。んじゃまた!
今年もお疲れ様でした(サラ・ベルナールの世界展@渋谷区立松涛美術館&坂田一男 捲土重来@東京ステーションギャラリー)
こんにちは。仙です。
もう数日で今年も終わりですね。皆さんはどんな年でしたか?
私は・・・まあ、いろいろあったんですが、こうやって年の終わりを無事に迎えられるってことは幸せなことだなぁと思って感謝していますヽ(´▽`)/。いやほんとに。
ということで、2019年最後の更新です。
まずは、渋谷区立松涛美術館で開催中の「パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界」です。
サラ・ベルナールっていうのはコメディ・フランセーズの大女優で、フランスでは国民的人気があった人だそうです。今回の展示では、彼女のプライベートや舞台上の姿を収めた写真や絵画、実際に身につけたドレスや装飾品からその人生の軌跡をたどってます。
これはよかったです。展示部屋が全体的に華やかなんですよね。さすが女優( ̄∇ ̄)。ドレスもいろんなポスターも贅沢で豪華だし。見てて豊かで明るい気分になれるのでオススメです。
感想としては・・・やっぱりミュシャのポスターとかいいよね。数も多い。そしてミュシャ展でもサラ・ベルナールのポスターっていろいろ出てた記憶があります。割と真面目に彼のミューズだったんだろうな。
ラリックのアクセサリーとかもよかったよ。ベルトとかバックルとかものすごくステキだった。ミュシャデザインでラリック制作の百合の冠とかはすばらしかった。繊細かつ迫力が半端ないという・・・。時代の割には本人のポートレート写真も多くあったなぁ。ふんわり紗がかかってて少女っぽい雰囲気を作ってるのが多かったかな。
見ながらサラさんは現代日本の人物だったら誰か考えてみた。
- 美輪明宏とか(サラは異性装→男装でハムレットが当たり役だったみたいだし、ヴィクトル・ユーゴーとかの文豪(※美輪さんは三島由紀夫とか寺山修司)に役を宛書してもらってたみたいだし)
- 上沼恵美子とか(コメディ・フランセーズのサラは滅茶苦茶笑いの取れるコメディエンヌだったらしいし、若いころに売れて晩年までずーーーーーっとスターだったらしいし)いろいろ考えましたが、あんまりしっくりくる人はいませんでした。当たり前か( ̄∇ ̄)。
あと何気に物販コーナーがよかった。ミュシャとグッズは相性がいい。マステとかキーホルダーとかポスターとか。老若男女問わずけっこう買ってた印象。2019年のカレンダーをおまけで配ってた。事前の発注数間違えたのかな。
ていうか、これ、巡回展で横須賀美術館でもやってたんですよね。実は行くつもりだったのに台風被害の閉館で行けなかった・・・来年好みの展覧会がやってたら是非行きたいです。いいところらしいので。
ということでオススメです。お正月の雰囲気にも合うと思うな。華やかで。年内の会館は終了。年始は4日から31日までの会期だそうです。
次は東京ステーションギャラリーの「坂田一男 捲土重来」です。
私は坂田一男さん、不勉強で存じ上げなかったのですが、キュビスム以降の抽象絵画の展開を核心で理解し、その可能性を究極まで推しすすめた画家なんだそうです。しかし坂田の仕事は生前・歿後を通じて岡山以外で大きく紹介されることはほとんどなく、忘却されていたといって過言ではなかったそうです・・・。倉敷は大原美術館とかあるし、芸術の街だよね。
そして坂田さんてレジェの弟子みたいな立ち位置の人だったんだね。知らなかった。
その他のビッグネームの作品も(コルビュジェとか)あります。
個人的には若いころの作品よりも、晩年に近くなってからの作品のほうが好きかもしれません。地層のような造形のコンポジションとか、色使いとか。
タイトルの「捲土重来」とは、「一度戦いくさに敗れた者が、再び勢いを盛り返して、相手方に攻め込むことのたとえ。転じて、一度敗れたり失敗した者が再び巻き返すことのたとえ。(学研 四字熟語辞典)」だそうです。
戦争や水害や、いろんな挫折を乗り越えた方らしいタイトルだと思います・・・。
彼はクリスチャンだったらしいのですが、その影響は作品にとてもよく出てると思う。あと信仰ある人はやっぱり強いよね。神と対話するみたいな。
ということで、なかなか興味深いです。抽象作品とかに興味があればおすすめ。
これも年内の開館は終了ずみ、新年は2日から14日の開館です。
では今年もお世話になりました。来年もどうかよろしくお願い申し上げます。
よいお年を!
スケジュール管理と靴の大切さが身に染みる(東国三社ー息栖神社・鹿島神宮・香取神宮ーにお参り@公共交通機関)
こんにちは。仙です。
突然ですが、東国三社って知ってますか?茨城県の息栖神社、鹿島神宮、千葉県の香取神宮をまとめてそう呼ぶんだそうです。よくわからないけど、富士山がなんちゃらの~、レイラインがなんちゃらで~、要するにパワースポットらしいです。
ということで行ってきました。公共交通機関で( ̄▽ ̄)。なんかさ、適当に位置関係とか時刻表とか調べて、まぁ、大変かもだけど行けそうに思ったんですよね。我ながら見通し甘い。
そして思った。無茶なことするもんじゃない( ̄▽ ̄)。するんだったら非常に綿密な調査とスケジューリングが必要。私にはこれが欠けていた。だから多数の誤算が発生。でも何とか帰ってこれたので記録をとる意味で書き残しておきます。
①朝、東京駅から鹿島セントラルホテル行きの高速バスに乗る。これはビジネスマン風の人で混雑している。たぶん学会か研修とか頻繁に開催してるんじゃないかな?時間に余裕のある便で行くべき。私は満員で1本逃しました(誤算その1)。
②徒歩で息栖神社へ。道なりに行けばあんまり迷わずに行けると思う。急いで25分ちょい。2.5㎞くらい。
着いてみるとホテルからコミュニティバスで来れることを知る。1日3本だけど、体力温存のために時間を合わせてこれを使えば良かった(´;ω;`)ウッ…(誤算その2)
この一の鳥居は2つあって、忍潮井と呼ばれています。それぞれ男瓶と女瓶が根元に埋められてて、両方見えるといいらしいです・・・この日は晴れてたので何とか見えたような気がする。
静かで清浄で美しいところでした。あたりにお店とか無い割には人がひっきりなしに入ってくる。社務所の方も対応が丁寧で気持ちよかったです。
③次は地理的に鹿島神宮だろう、ということでホテルからの路線バスに乗ろうとするも、帰路に予定より時間がかかってしまいバスを逃す。(誤算その3)
ということでここで早くもドーピングしてホテルから鹿島神宮までタクシー乗りました・・・3000円くらいだった・・・。
すごくいいところです。
でも、神宮からJRの鹿島神宮駅までけっこう思った以上に遠い。10分くらいかかります。ということで電車1本逃してしまいました・・・1時間半以上待たなくては・・・(誤算その3)。
待ち時間に行ったカフェ。
和菓子屋さんのカフェ。モンブラン食べたら土台のところが萩の月みたいなお菓子でした。美味しかったです。
③JR鹿島線で香取駅まで行く。無人駅。香取駅から香取神宮までは2キロっていうことなんですが、体感もうちょっと長いかな・・・。一生懸命歩いて30分って感じです。途中で靴擦れで足が痛くなる(誤算その4)。ちなみに某スポーツメーカーが作ってるウォーキングシューズ。足を測ってもらって買うやつ。まぁまぁお高い。もう1年くらい履いてるのになんで?さすがにトータル10キロ歩くとか想定外なの?
前、香取神宮に来たときは高速バスで直行直帰だったのですが、こっちのほうの道はすごく趣があります。里山って感じ。近くには神道山古墳群があり、古墳+神社がたくさん。何か・・・表向きとは違う由緒がありそうな感じがすごくします・・・。所謂パワースポットとはまた違う力のありそうな感じ・・・。
でもあんまり夕方来るところじゃないかな。人っ子一人いないので(この日たまたまかもですが・・・冬で農作業がないから?)。怖いくらい本当にいない。この道を夕方徒歩で通るのは特に女性にはオススメできません。やっぱりバスかタクシーをお勧めします。でもお正月とかなら人がいっぱいいそうだから大丈夫かな。私も怖くなって一心不乱に歩いたので途中で写真とかは撮りませんでした。
やっと着きました。
本当に立派なところで、本殿は山の上っぽい感じです。帰り道、参道でご年配のご夫婦(上ってくる途中の)に、「まだですかね?」と聞かれたくらい距離がある。ちなみに「・・・はい」と返しました。それ以外何も言えない。だって本当にまだあるし。
そんで結論。無理すんな。車で行こう。
運転好きじゃない人はバスツアーがいいと思う。団体行動が好きじゃなくても話しかけないでオーラ出せば行けるんじゃないかな(-_-;)。
でも、私のようにすごい消耗する覚悟さえあれば個人でも行けます。自分が次に行くとしたらもっと早い時間の高速バスで行くかな。それでコミュニティバスと路線バスを使う。あとは1泊できれば余裕かな( ´ ▽ ` )ノ。立地的には潮来のかんぽの宿とかいいんじゃないかと思うけどどうでしょうか。
そんで最終的に香取神宮からの帰りの高速バスがえらい遅れて、バスが来るまで激寒い中20分待ち、そのうえ渋滞にハマって到着予定から1時間遅れくらいになりました(誤算その5)。
でも実はトータルではすごく楽しかったです。そして自分のスケジュール管理の甘さを痛感しました。これの改善は来年の目標にしたいと思います。
そんでもっといい靴買います!
んじゃまた!