夢二繚乱@東京ステーションギャラリー
こんにちは。仙です。梅雨ですね。そして暑いですね。
私は新しいパソコンに慣れるのに手間取ってます( ̄▽ ̄)。さすがに6年以上使うといろんなソフトのバージョンがだいぶ飛んでてなかなか慣れないです。でも東芝のパソコンはなかなかいいね。 Dynabook 初めてだけど、使いやすいです。シャープ傘下になっちゃうのは惜しいよな。メビウスは遠い記憶だけど、マニアックなPCだったような・・・。
さて、今回は東京ステーションギャラリーで開催中の「夢二繚乱」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。
会期終了が迫っていることもあって、結構混んでましたd( ̄  ̄)。やっぱり女性が多いね。 そして、挿絵とかの判型の小さな展示が多いこともあって人が結構渋滞してました。ま、しゃーない。
あと、関連展示が日比谷図書館でやってるんですよね。自分も今回行こうと思ってたんだけど、こっちを見てる間に大雨が降ってきて移動できなかったので(日比谷図書館って日比谷駅からちょっと歩くじゃん?)また今度にしました。 やっぱり梅雨だよね。降り方激しかった。
さて、肝心の展示についてですが、竹久夢二って、デザイナーとしては天才だなと思います。雑誌の挿絵とか楽譜本の表紙とか 絵葉書とか包装紙とか着物の半襟とか、雑な言い方をすれば大正ロマンで括れると思うんだけど、色合わせがとても美しく、 可愛いんだけど ちょっと怖いような感じもする不思議な雰囲気があります。
日本人好みの言語不要のオカルト味っていうのかな、アール・ヌーヴォー寄りの。
好きな人多いよね。 私も絵葉書とか包装紙がこの人の絵だったらとても嬉しい。
竹久夢二といえば、いわゆる「夢二式美人」 だけど、私はこの人の描く美人にはあんまり儚さを感じません。鼻がけっこうしっかりしてて 強めの性格だと思うな。でも彼の絵のモデルになったのは芸者さんとかカフェーの女給さんとかも多いので、そういうのは 生半可な覚悟ではできない職業だと思うし、それはそれでいいよなと思います。
たまーーーーーーに描かれてるおじいさんの絵とかが自分は結構いいと思います。好きだ。そして子供の絵は無条件に愛らしいです。観る者を夢の国に連れてってくれそうな。 こっちも好き。
ということで、 大正ロマン好きな人には大変おすすめです。 最後の章では、自伝的小説「出帆」にキャプションがつけられていて、彼の一生について深く知ることができます。正直女性関係には決して感心できないエピソードがずらりなのですが、まぁそういう時代ってことで。
「夢二繚乱」は、東京ステーションギャラリーで7月1日まで開催中です。
そんでこっちは会場外の回廊でやってた写真可の展示。 イザベラ・バード展。
なんでもトランスイート四季島の運行ルートが彼女の旅のルートと重なってるんだそうです。日光とか山形とか青森とか。なかなか興味深い展示でした。
いろいろなサービスとかと関連付けて。
でもさあ、トランスイート四季島って三泊四日で料金百万超えだったりするんだよね。誰が乗るんじゃ(´・ω・`)。 冥土の土産的な位置づけなんだろうか。それとも富裕層は夏休みにこういうもので旅行するのだろうか。 謎です。
ちなみにこの展示も7月1日までだそうです。
少し触っていたら Windows 10にも慣れるかなと思います。そしたら画像編集とかもう少しレベルアップしたいな。気楽にやるわ。んじゃまた!
「プーシキン美術館展-旅するフランス絵画」@東京都美術館&「ガレも愛した清朝皇帝のガラス」@サントリー美術館
こんにちは。仙です。梅雨だよね。寒いねぇ(・ω・`)。 なんかモチベーション下がってます・・・。PC のデータの移行もまだやってません・・・買って一週間以上経つのに・・・今いろいろ断捨離中です。 洋服ってそんなに長く着られるものではないんだね(・ω・`)、と改めて思う。本も買うのは一瞬、捨てるのは大変。電子書籍って素晴らしい。 紙のほうが好きだけど。
とはいえ今週も行ってみよう!
まずは、東京都美術館で開催中の「プーシキン美術館展-旅するフランス絵画」ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。
これに行ったのは2週間ぐらい前だったのですが、なんか記事が書きづらくて先延ばしになっていました( ̄▽ ̄;)。 17世紀から20世紀までのフランス風景絵画がメインの展覧会です。
これは帝政期のロシアでセルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフという伝説的なふたりのコレクターが19世紀から20世紀にかけて収集したコレクションだそうです。
作品を順番に見ていくと、モネとかシスレーとかセザンヌとか印象派の美しい作品が数多くあり、とても美しくて見やすい展示だなと思いました。ピカソとかルソーとかもよい。 好きです。 キャプションに誰がコレクションしたか記述があったのですが、自分はシチューキンさんのほうとどっちかって言えば気が合いそうに思いました 。ていうか、もし自分がシチューキンの会社の番頭的な立場だったとしてもよっぽどのことがない限りコレクションを止めない。 センスあると思います(・∀・)。マティスの作品が一番好きかな。
コレクターにも色々なタイプがあると思いますが、彼らのように評価の定まっていない作品をコレクションして後世で評価されるのは理想的ですヽ(・∀・)。コレクターさんの死後も散逸しないようにするのはなかなか難しそうですが。
あと、ロシアの人もピカソとか印象派の絵画は好きなんだなと思いますヽ(・∀・)。この系統は何気にアメリカ人も好きだよね。この間、昨年亡くなられたロックフェラー夫妻のコレクションがクリスティーズで競売にかけられているって記事を見ましたが、モネの睡蓮が8500万ドル近くまで行ってて大変なことに・・・。日本にも良いコレクションはたくさんあると思いますが、なるべく散逸しないで末永く残して行って欲しいなと思います 。できればの話ね。
会期も半ばを過ぎていますが、私の言った時はそれほど混雑していなかったです。 いい感じで見て回れました。
プーシキン美術館展は、7月8日日曜日まで、上野の東京都美術館で開催中です。
次はサントリー美術館で開催中の「ガレも愛した清朝皇帝のガラス」サントリー美術館ですヾ(๑╹◡╹)ノ"。
これはひたすら綺麗でしたよ。週末の遅い時間に行ったら、あまり混んでなくていい感じでした。夜間開館おすすめです。
内容はタイトル通り清朝時代に製作されたガラスの器とそれに影響を受けたガレの作品がたくさん展示されています。
ガラスって綺麗だよね。同種の展覧会はこれまでもたくさん開催されているし、私も何度も見ていますが、その都度観客がとても真剣に見ているのが印象的です。日本人てガラスが好きだよね。やっぱあれだよ、透明感。あと、アールヌーボーは、ちょっとオカルト入ってるのが日本人の感性にベストマッチなんだと思うわ。
そして今回はエリア限定で写真可だったから上げときますヽ(・∀・)。
鼻煙壺いろいろ。
一個だけ横型のがあった。
黄色のガラスきれいだよね。
金魚?
赤もきれいだな。
一番強く思ったこと:ヴィクトリア&アルバート博物館のコレクションがすごい。いいなと思うのはだいたいここ所蔵になってました。 町田市立博物館もがんばってた。古代のガラスはやっぱりMIHOから持ってきてた。だよね。
いうことで、この系統が好きな人にはとても楽しい展覧会だと思います。六本木のサントリー美術館で7月1日まで。
梅雨が続くけど、ちょっと気分転換したいな。何しよう?
んじゃまた!
ルーブル美術館展 肖像芸術-人が人をどう表現してきたか@国立新美術館
こんにちは。仙です。 なんか寒いねぇ(今日=日曜日の話)。んで昨日は暑かったね。風邪ひきそう(´・ω・`)。
今回は、国立新美術館で開催中の「ルーブル美術館展 肖像芸術-人が人をどう表現してきたか」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。
いつも思う。美術館ぽさがあんまりない建物。なぜそう思うのかはわからん。
ルーブル美術館展。ルーブル美術館はやはりビッグネームなので、肖像芸術っていう一見地味そうなテーマでも人はそれなりに入ってます。週末だからかもしれないけど。
自分は絵画の中でも肖像画ジャンルがとても好きだと思ってたので、この展覧会に告知を見た時、「これは是非行かなくては(・∀・)」と思ったのですが、何か見てみると、自分が肖像全般が好きなのではなく、自画像が好きなんだなっていう意外な事実がわかりました。混同してました。
この展覧会のメインはあくまで肖像。上のはナポレオンの肖像だけど、お金持ちや権力者が画家に注文して描かせるやつ。自画像があることはありますが、ほんの少しです。
古代エジプトから中世まで、いろんな権力者の肖像が油彩や彫刻、金や銀でできた工芸品など様々な形で展示されています(・ω・)ノ。
個人的な好みとしては、天寿を全うした後の遺影にうってつけみたいな何もかも満ち足りてそうな権力者の肖像はあんまり好みじゃないんだよね。作家さんが忖度して、注文主の一番美しくて威厳のある時の姿を切り貼りしてる感じじゃない?もうちょっと人間の弱さとか葛藤が前面に出てるやつが好きです(´・ω・`)。
でも、それが注文主の意向に沿っているんだと思うので、そっちを描ける肖像画家さんは有能なんだなとも思います・・・。ブラボーなプロフェッショナル・・・。
でも、このタイプの肖像画の中でも、アングルのオルレアン公の肖像はとてもとても美しくてすごく好みでしたヽ(・∀・)。アングル大好きだ。画家のなかで一番好きかも。
あとはこの「美しきナーニ」、写真やポスターで見るとそれほどと思わなかったのですが、実物を見るとすごいオーラがあります。めちゃくちゃ美人。
そして自画像の他には、画家自身の家族を描いた絵がよかったかな。
奥さんと子供が幸せそうだと、個人的にその画家さんの好感度が上がります(・ω・)ノ。
そして家族の目が死んでると、えっ( ̄▽ ̄;)・・・とか思います。ちなみにレンブラントの内縁の奥さんはまぁまぁ幸せそうかなと思いました(エラそう)。
後はやっぱり自画像が自分的なみどころかな。メッサーシュミットの「性格表現の頭像」は心の病に打ち勝つために自分の苦しみを作品にしたそうですが、やっぱりこのタイプの作品はとても好きかもしれません。
そして心の病気に打ち勝つために彼の作品を見るのも有効かもしれません。だってソンディテストみたいなものじゃん(違うか)?
そしてメッサーシュミットって、戦闘機のメーカーとしての名前しか知らなかったけど、彫刻家のメッサーシュミットってなかなかイカす作品を作る人なんだね。
Franz Xaver Messerschmidt - Wikipedia
どこかで回顧展をやったら、日本でもブレイクしそうな気がします。作品の数が少ないらしいんだけど(´・ω・`)。
他にもインドのムガール王朝のシャーの金彩の絵とか、 金銀細工にダイヤモンドが散りばめられた神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世が描かれたかぎ煙草入れとか、さすが権力者 (。 ・ω・)な感じの豪奢な作品もたくさん見れました。
ということで、文句書いた割に全体的には楽しかったです。肖像画や人物画がお好きならお勧めできるかなと思います。六本木の国立新美術館で、9月3日までやってます。長丁場。
でも夏休みは暑いし、この時期の新美術館はたぶん色々イベントとかやったりしそうがあるので、早めに行った方が良さそう。
そして冷房がきつかった!体温が高いタイプじゃなければ、長袖持って行った方がおすすめです。これは我ながら役に立つアドバイス。
あとグッズでは鎌倉のお菓子「クルミッ子」をルーヴル仕様にした「ルーヴルッ子」があって、午後に行ったら案の定売り切れだった。1日200個限定、一人3個まで。あれおいしいよね。
ところで新しい PC 買いました。東芝のdynabookです。今のタイミングで。馬鹿?実質東芝製は最後だなと思って半分記念に。 シャープに売却かぁ。 dynabook ブランドは残ると思うけど。保証はちゃんとやってくれる方に賭けてみました。
まぁ、 会社自体は問題なくても、保証期間が終わってすぐに修理不能なくらい壊れることもあるからね(大分前NECのがこれでダメになった)。運しだいだ(´・ω・`)。
んじゃまた!