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基本は美術鑑賞ブログです。「とりあえず正直に」がモットーです。忙しくても気楽にいきましょう。

満開の枝垂れ桜@春の優品展 歌仙と歌枕 五島美術館

こんにちは。仙です。

今回は五島美術館「春の優品展 歌仙と歌枕」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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館蔵品の中から、すぐれた歌人肖像画、平安・鎌倉時代の古筆、歌枕を描いた絵画や工芸品など名品60点を展示。とのことです。

五島美術館の古筆関係の展示ってよいよね。前身の久原文庫は戦前の古書を牛耳ってたらしいすごいコレクションです。いつも思うけど、珍しくていいのが多い。同種の展覧会を東博とかで見るのと遜色ない。今回も重要文化財 大手鑑「筆陣毫戦」とかがよかった。天皇・貴族・武家歌人など、各時代の名筆家の書が貼交ぜてあります。何かすごいビッグネームばかり。

そして貴重な書に混じって近代日本画もあった。安田靫彦とか。いい感じに調和してました。

ゴールデンウィークは例年通り国宝「源氏物語絵巻」の展示もあるそうなので予定のない方は行ってみられたらいかがでしょうか?5月7日まで、上野毛五島美術館です。

 

そんで今年も見に来ました。満開の枝垂れ桜。すばらしい。ほんとの満開でした。

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ブリーチバイパスで撮ってもいい感じ。

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風が吹くたびにはらはら花びらが散ります。

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前にもし庭師だったら根津に就職したいと書きましたが、やっぱり五島を第一志望に変更します。花も実もあって何か雰囲気がかわいい。庭から電車も見れるし。

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古墳もあるし。

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苔がいい感じで好きだけど、雨降るとすべってヤバい。

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金魚ツバキ。

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こぶしの花はまだ咲き始め。

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かわいい。

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庭はちょっと寒いけど、きれいだし、虫もまだそんなにいないし大変おすすめです。今行こう!

 

じゃ、また。次は週末。

ミュシャ展@新国立美術館

こんにちは。仙です。今回は新国立美術館で開催中のミュシャ展ですヽ(*´∀`)。

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感想。大きい。生で見るとすごいね(≧∇≦)。これ飛行機乗る?それとも船で来たのかな?

でも大きいからあんまり近づいて見ると全体が見えないし、むしろ引きで見たほうが美しい。だから混雑してても全然気にならない(⌒▽⌒)。

※スラブ叙事詩の部屋に限る。


後のアール・ヌーヴォー的な作品の部屋はやっぱり混んでると普通に見づらい(´・_・`)。けど所蔵が日本国内な作品もけっこうあるし、そこらへんは激混みで疲れてるなら別に流し見でもいいんじゃ(・ω・`)・・・と個人的には思う。またという日もあるだろうから。でもチェコはなかなか行けないし、スラブ叙事詩が日本に来てくれることはたぶんなかなかないと思うので興味ある方は万障繰り合わせて行ったほうがいいと思う。やっぱりおすすめですヽ(・∀・)。

 

ちなみに混み具合を書いておくと、私が行ったときは普通に混雑してました平日の昼下がりに行って3時すぎに出てきたけど、入るときは特に行列なかったけど出るときはチケット売場に長蛇の列ができてた(・ω・`)・・・。何でだろう?特にプレミアムフライデーとかではなく・・・。美術展の混み方って理解不能だ( ̄▽ ̄)。とにかくチケットは前もって買ってくのがオススメです。

 

そしてスラブ叙事詩はとてもよかったですヽ(´▽`)/。やっぱりすごいなと思った。予備知識なしで見たもんで、音声ガイドもよかった。あの大きい絵の見所をくわしく解説してくれて取りこぼしがなくなる。

このへんは撮影可エリアのものです。

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こっちを見てる少年はミュシャ自身らしい。f:id:impatiens101:20170402133854j:plain

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そんでスラブ叙事詩ちょっとパウダリーで幻想的な感じの彩色とか何か既視感あると思ってよく考えてみたら、SFっぽい挿し絵(ハヤカワ系?)とかスピリチュアル系に使われてる絵だった。具体的にはこんなの。 

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 この方面の人たち、みんなミュシャにすごく影響受けてると思う・・・。

 

そんでこのスラブ叙事詩発表当時の批評はけっこう散々だったらしい(・_・;。何かわかる。
これ、多分スラブ民族が共有する無意識を描いてるんじゃないかなと思うd( ̄  ̄)。神話とか歴史とかってそういう役割のものじゃん?

たぶんアール・ヌーヴォー時代のミュシャとは見てるものが違うんだよ。みんながわかる現実わかる人にしかわからない意識の深淵っていうふうに描く対象を変えたんだと思う。

きっと「わかる人にはわかる」の「わかる人」が増えるにつれて評価が高まってきたんだよ(・Д・)ノ。ちなみに私は「フス派の王、ポジェプラディとクンシュタートのイジー」が一番すき。あの誇り高い赤がよい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾。

でもリアルでこんなこと言いだすと変な人だよね。ちなみに宗教やスピな商売とかはやってません。

 

そしてアール・ヌーヴォー系の作品ではすごくいいなと思った作品に所蔵が堺市ってなってるものが目立ったすごいな堺市ってお金持ち!市長がコレクターなの?すごい大企業の本社でもあったかな?と思ったんだけど、個人のコレクションの寄贈らしいです。

カメラのドイっていう企業の創業者の方が収集されていたものだそうです。カメラのドイ・・・うっすら記憶にあるような(^◇^;)・・・。新宿に店あったよね!?
そしてその方の娘さんが図録にお父様とミュシャコレクションの思い出を寄稿されてました。ほろっとさせられる家族の幸せな思い出( ´ ▽ ` )ノ。散逸せずにまとまって残ってよかったです。

 

というわけで大変おすすめです。この機会に見に行ってみてはいかがでしょう。6月5日まで六本木の国立新美術館で。私ももっかい行きたい。

んじゃまた。次は多分水曜。

大英自然史博物館展@国立科学博物館

こんにちは。仙です。

国立科学博物館で開催中の「大英自然史博物館展」を見てきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。

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平日昼に行けたのですが、整理券制になってたおかげか意外なほど快適に見られました。すげー並ぶ覚悟してたので拍子抜け( ̄▽ ̄)。まぁ、ところどころ人がダマになってたところはありましたが個人的には都心でやってる企画展としては許容範囲。これからも混雑する企画展はみんな整理券制にしてくれるとうれしいな。

そして適当に買った前売券についてたポケットガイドが当たりだった(*´Д`*)。小さいのがよい。

 

さて内容。今回は(映像等を除いて)撮影可だったので写真で載せていきます。感想は、うーん、大英自然史博物館ってこういうところなのか、っていうのがわかってよかったです(・∀・)。いつか行ってみたい。

 

目玉展示の始祖鳥。やっぱり飛行はしてたと思うよ。

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オオフウチョウ。交易用に足を切り落としてあるそうです(´・ω・`)。むごいね。

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鳥の標本はこういう感じ(仰向けなの)多い。ちょっと死骸感が出ちゃう(・ω・`)。

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まぁ、こうやって枝に止まらせても標本なことは変わらないけど。

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趣向の面白いクリスマスカード。

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正直今回の宝石は個人的にあんまり・・・MIHOでやってたインドのマハラジャのほうがすごかったσ(^_^;)。でもモルガナイトはでっかいね。

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昆虫類はけっこうすごい。モルフォ蝶がきれい

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昆虫採集セット。注射器はないの?

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ワシントン条約とかまるでないときの標本だよね( ̄∇ ̄)・・・今だったら絶対採集しちゃいけない標本ばっかり。

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ジョセフ・バンクス関連の展示。 バンクスさんとは趣味が合うわヽ(´▽`)/。どっちも気に入った。

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 このへんは日本ゾーン。日本といえば海。海の生き物。アシカとカニ

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日本といえば粘菌昭和天皇が皇居で採集されたものです。

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日本と言えば水晶。鉱物資源自体少ないけど・・・。

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日本と言えばスティブナイト(輝安鉱)正倉院展でもまあまあ大きいの見たよ。アンチモンだったかもだけど。

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このひとはロスチャイルド家の息子さん。この博物館にとってとても貢献度高い人だったらしいけど、気性の荒いシマウマを調教するあたりムツゴロウさん的な人だったのかな。ちょっと狂気を感じる・・・。この亀はこのまま竜宮城に連れてってくれそう。ロスチャイルドの富は玉手箱に入ってた金銀財宝なのかもしれません。

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というわけで楽しい展示でした。他にもたくさんの展示品があります。おすすめです。春休みにでもご家族でどうでしょう?6月11日までです。

 

上野公園で一本だけ咲いてたソメイヨシノ。皆ここに群がっていた・・・ヒガンザクラとかも咲いてたのに。美しさはあまり変わらないけど、何かしらの魔性があるんでしょうな。

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 今回の反省点:

暗い場所の撮影って工夫の余地ありあり。東博の常設に行って練習しよう・・・。

 

じゃまた。次は週末です。