パロディ、二重の声[日本の一九七〇年前後左右]@東京ステーションギャラリー
こんにちは。仙です。
今回は、東京ステーションギャラリーで開催中の「パロディ、二重の声【日本の一九七〇年前後左右】」を見てきましたヽ(´▽`)/。
ここの展示は必ず行く( •̀∀•́ ) ✧。パスポート持ってるから。高倉健のやつは結局行かなかったけど。だってパスポート使えなかったから(´・_・`)・・・。
正直に感想書くと、ビックリハウスとかの面白さがわからない自分には荷が重い展示でした(´・ω・`)・・・。
でもそこらへんが青春だった世代の方(団塊あたり?)なら思い出補正がかかると思うし、多分楽しめるかな?と思います。
たまにあるのよ。ここ特有のいろんな意味で難易度高い展示(*゚▽゚*)。でもそういうのも親会社の財力ゆえに可能な冒険だと思うので、たとえ自分が楽しめるものではなくても、余裕あるっていいことだなと思って影ながら応援してます( ´ ▽ ` )ノ。すごいよ!がんばってね!
パロディって難しいよね。時代と密接な関わりがあるものだから、その時代とか若さの魅力が回顧展をやるような時期にはだいぶ薄れちゃってるんだと思う( ̄▽ ̄;)・・・。
でも単にパロディを楽しめない私の感性が狭すぎる可能性ももちろんある。そこで、今回は(赤瀬川源平さんや横尾忠則さんの作品等を除き)基本撮影可だったのでいろいろ写真を撮ってみました。楽しめそうなら是非に足を運んでみてください(*・ω・)ノ。4月16日までやってます。
これはゴーギャンパロ。
ゴッホパロ。
麗子さん。
これは、えーっと?
ビックリハウスの表紙。
映画のパロ。
この本は手に取って見れます。
マッドアマノさんの裁判記録。読んでてちょっともやもやする。
ひとつこれだけは自分にも良さがわかったやつ。
伊丹十三が撮った短編映画。質屋のおじいちゃんにウォーホルを質草にして何とかお金を引き出そうとする攻防戦。ポップアートの価値をおじいちゃんにもわかりやすく説明してて、とてもおもしろい脚本でなるほど(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾となった。さすがに面白かった。後に映画監督として評価されるだけある。面白かったよさすが。これはおすすめ╰(*´︶`*)╯♡。
ここに来るといつも上を見上げる。駅のドームよ・・・。
んじゃまた。次は水曜日。
並河靖之 七宝 明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性@東京都庭園美術館
こんにちは。仙です。
今回は、東京都庭園美術館で開催中の「並河靖之 七宝 明治七宝の誘惑ー透明な黒の感性」に行ってきましたヾ(๑╹◡╹)ノ"。
並河さんの七宝、明治の超絶技巧系の展覧会でよく見るけど、実は死後はじめての単独回顧展らしい(・ω・)ノ。
それでかな。けっこう混雑してる。そんでやっぱりものすごく細工が精巧だから見るのに時間がかかるんだよね。
今回は美術館でモノキュラーを貸し出してました。身分証明見せれば借りられる。モノキュラーって忘れがちじゃん?自分もここぞってときにまんまと忘れる・・・今回も案の定忘れたのですごい助かりました(о´∀`о)。今回はとても繊細で精巧な作品ばかりなのでモノキュラーあったほうが全然楽しめます。
作品をひとつひとつ見ていくと、細かすぎる細工の連続で震える( ̄▽ ̄;)。どれも美しいですが、個人的には緑とか白の明るめの背景色に装飾を七宝で焼き付けたのが鮮やかで好きです。
そして新館のほうでは有線七宝の作成方法が上映されてます。それ見てよけい震える。作業が細かすぎる。
あまりにも細かくて、こんな仕事してたら視力が悪くなりそうと思ったけど、並河さんは写真では眼鏡をかけてなかったような・・・。
こんな細かいことやって大丈夫だなんて、人間の視力のポテンシャルってすごいんだな( ̄▽ ̄)。改めて、私も含めてスマホのブルーライトとかみてせっかくの能力を浪費してる現代人ってもったいないことしてるよなと思うわ(´・ω・`)。
そして並河さんはなかなかの商売人だったらしくて、京都の自宅で自分の作品を売っていたそうです(お土産屋さん的な感じ?)
外国人向けに小さくて手頃な作品を置いとくと飛ぶように売れて、そこでかなりの数の並河作品が国外流出したらしいです。
現物の香水瓶とかゴブレットとかが展示されてたけど、もちろん超絶技巧だし、大きさもお手頃だし、値段はわからないけど、お土産として買っていきたい気持ちをかきたてられる品々ばかりでした(*´ω`*)。旅行者なら有り金全部はたいてでも爆買いしたくなる感じの。
あと、最後のほうに並河さんが内外でもらったいろんな賞の賞状を貼りまぜて屏風にしてるものも展示されてた。なかなかシャレのきいた人だったんだね\( ˆoˆ )/。
展示品には少数ですが他の作家さんが作った七宝もあります。並河さんの作品に負けず非常に美しい、技巧を超越したようなものばかりです。見る価値あります。この建物とも調和して美しいです(⌒▽⌒)
時間に都合がつけば是非足を運んでみてはいかがでしょうか。4月9日まで。
庭園もけっこう春に向けていい感じになってきてます。
いつの間にかずっと閉鎖されてた日本庭園も見られるようになってたよヽ(´▽`)/。
んじゃまた。次は週末に。
シアターコクーン・オンレパートリー2017+キューブ20th,2017 陥没 @Bunkamura シアターコクーン
こんにちは。仙です。Bunkamuraシアターコクーンで上演中の「シアターコクーン・オンレパートリー2017+キューブ20th、2017 陥没」に行ってきました( ´ ▽ ` )ノ。
けっこう立ち見もぎっしり。とても盛況でした(。・ω・。)。
優しくて希望のあるはなしで、こどもからお年寄りまで万人に訴えかけるポテンシャルのある演劇だなと思いました。
個人的にケラさんの作る話って、
- エログロナンセンスギャグ
- 心底闇が深い話
のどちらかしか見たことなかったので(もちろん全部見れてる訳ではないので過去作にもこういう系統の話はあったのかもですが)、ファンタジックで優しい雰囲気がとても意外で楽しく見れました(╹◡╹)。
これはシアターコクーンで上演した前2作「東京月光魔曲」「黴菌」と合わせて昭和3部作らしいですが(全部見た。どれもよかった)、やっぱりこれも昭和な感じがそこはかとなくするする。
- 東京オリンピックを控えて開業するホテルが舞台。景気もよい時代背景だし、空気が明るい昭和の感じヽ(´▽`)/。
- ポリコレのかけらもない台詞(とてもじゃないけどここには書けない)がちょくちょく出てくる昭和の感じ(^◇^;)。
明暗はあるけどどっぷり昭和です。
あと連想したもの。
- シェイクスピアの夏の夜の夢。小道具の使い方と、あとキャストの趣里ちゃんがさすがのバレリーナ体型で手足がすっとして人間味がなかった。まるで妖精ヽ(*^ω^*)ノ。あと高橋惠子さんが月影先生みたいだった・・・(これはガラスの仮面の連想)
- 小津映画。これは「消失」とかでもちょっとそう思ったけど。苦労してる娘を心配して現世に戻ってくる亡きお父さんの愛情が抑制きいてて昭和っぽい(⌒▽⌒)。
そしていつもケラさんの舞台を見てると思うけど、舞台装置とてもすてきです。全編ホテルが舞台なんですが、それがとてもすてきなホテルです。窓から見える木のざわめきでいろんなことが表現されてます╰(*´︶`*)╯♡。
というわけでとてもいい芝居でした。
おすすめです。チケット売場で好評発売中ってなってたから、多分まだ買えると思う。Bunkamuraでは2月26日まで。今回はA席のバルコニーで見たけど、自分としてはまあまあ満足な見え方だった。興味あれば是非。
Bunkamuraはたくさんいいのやるよね。東急グループさんありがとう。
んじゃまた。次は水曜か木曜に。